アミノ酸とタンパク質

タンパク質は多数のアミノ酸がペプチド結合(アミド結合)によりつながったものです。

人の体の中ではリボソームでmRNAの情報を読み取り、体の中のアミノ酸を使いタンパク質が合成されることは細胞の構造の項でお話したとおりですが、この時タンパク質合成に使われるアミノ酸は食物として外部から摂取しなければなりません。

とは言ってもすべてのアミノ酸を外部から摂取しなければならないわけではありません。たとえばシステインはメチオニンから作られるし、チロシンはフェニルアラニンから作られます。

このようにアミノ酸の中でも元となるアミノ酸のみを摂取する必要があります。

アミノ酸

この元となる体内で合成できないアミノ酸のことを必須アミノ酸と呼びます。(トロリバスフメイ)

  • 必須アミノ酸・・・ロイシン、イソロイシン、バリン、リシン、トレオニン、トリプトファン、メチオニン、フェニルアラニン
  • 非必須アミノ酸・・・ヒスチジン、アルギニン、アラニン、システイン、チロシン、プロリン、セリン、グリシン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン

分岐鎖アミノ酸(BCAA)

バリン、ロイシン、イソロイシンは分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acid)と呼ばれ、側鎖が枝分かれしているのが特徴である。

BCAAは必須アミノ酸の約40%を占め、筋肉のエネルギー源として、特にロイシンは顕著に筋タンパク分解を抑制し、タンパク合成を促進する。

肝不全時にはBCAAが低下して、肝臓で代謝されるAAA(芳香族アミノ酸)が上昇することによりフィッシャー比(=BCAA/AAA)が低下する。(リーバクトの適応)

タンパク質

タンパク質が燃焼すると4kcal/gのエネルギーとなる。

タンパク質は、酵素

  • ペプシン(胃液)
  • トリプシン(膵液)
  • キモトリプシン(膵液)
  • エラスターゼ(膵液)
  • ペプチダーゼ(腸液)

によりアミノ酸やジペプチド・トリペプチドへ分解を受けてから、小腸上皮から吸収される。

単純タンパク質アルブミン 
グロブリン 
ヒストン 
コラーゲン 
ケラチン 
複合タンパク質核タンパク質塩基+塩基性タンパク質
リンタンパク質リン酸+OHもつタンパク質
リポタンパク質TG+コレステロール+リン脂質+アポタンパク質
糖タンパク質オリゴ糖+タンパク質
色素タンパク質ヘム+タンパク質
金属タンパク質セルロプラスミン、シトクロムオキシダーゼ(Cu)
フェリチン、トランスフェリン(Fe)
スーパーオキシドジスムダーゼ(Cu-Zn、Mn-Zn)
グリタチオンペルオキシダーゼ(Se)
カルボキシペプチダーゼ、インスリン(Zn)
キサンチンオキシダーゼ(Mo)
グリタチオンペルオキシダーゼ(Se)
  • 参考文献:輸液・栄養読本(大塚製薬)

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