白癬(=水虫)

趾間(シカン)型、小水疱型、角質増殖型の3種がある。手、爪に症状があれば高確率で足にも症状がある。

  • 趾間型・・・足の指の間がじゅくじゅくして皮が向けたり、白くふやけてぷよぷよになる。
  • 小水疱型・・・足裏の土踏まず辺りに水疱ができ、かゆみを生じる
  • 角質増殖型・・・足裏やかかとに角質増殖が起こり、ひび割れや肥厚を伴う。

白癬はカビの一種であるため、お風呂場と同じように湿度と温度がそろえば繁殖しやすい環境となります。

水虫はもちろん接触を介してうつりますので、お風呂のマットは特に常日頃洗濯する、または共同で使わないということが必要です。治療は抗真菌薬を使いますが、再燃がかなりの確率で起こるため、治ってもさらに2ヶ月程度は追加療法をする必要があります。爪水虫の場合は爪が硬く外側から薬を塗っても、中にいる白癬菌まで薬の効果が行き届かないので、主として内服の適応となります。内服をきちんと飲んでいれば、半年くらいで半分以上は軽快し、1年後にはもとにもどります。

一般的に、手の爪は月に約3mm、足の爪は親指で月に約1.5mmずつ伸び、完全に生え変わるにはそれぞれ6ヶ月~1年以上の期間が必要。

原因菌:白癬菌

角化型は血行の悪い人に起きやすい→足などの指をもんでから薬を塗ると効果的、血行の促進+爪の生え変わり誘導効果

爪白癬の診断

採取した爪に、10~30%水酸化カリウム水溶液を滴下し顕微鏡にて検査する直接鏡検法(KOH法)が一般的であり、水酸化カリウムを含有する試薬としてズームが市販されている。

KOHの手順は以下。

  • 採取した爪を細かく砕き、スライドグラスに載せカバーグラスをかける
  • カバーグラスの隙間から水酸化カリウム水溶液を滴下する
  • アルコールランプ等でゆるやかに加温し検体を溶解させる
  • 軽くカバーグラスの上から検体を薄く押しつぶして、顕微鏡で観察する

爪白癬の治療

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医療用の内服薬として、イトラコナゾールテルビナフィン、ネイリンの3種類がある。

イトラコナゾールは1週間の服薬期間と3週間の休薬期間を1サイクルとし、これを3サイクル繰り返すパルス療法が行われる。イトラコナゾールは酸性下、脂肪存在下で吸収が増大するため食直後に服用する。

以下併用禁忌の薬剤名。

一般名 商品名
ピモジド オーラップ
キニジン 硫酸キニジン
ベプリジル ベプリコール
トリアゾラム ハルシオン
シンバスタチン リポバス
アゼルニジピン カルブロック、レザルタス
ニソルジピン バイミカード
エルゴタミン クリアミン
ジヒドロエルゴタミン ジヒデルゴット
エルゴメトリン エルゴメトリンマレイン酸塩
メチルエルゴメトリン メテルギン
バルデナフィル レビトラ
エプレレノン セララ
ブロナンセリン ロナセン
シルデナフィル レバチオ
タダラフィル アドシルカ
アリスキレン ラジレス
ダビガトラン プラザキサ
リバーロキサバン イグザレルト
リオシグアト アデムパス
チカグレロル プリリンタ

ネイリン(ラブコナゾール)は1日1回1カプセルを12週間投与。肝機能障害は禁忌ではなく慎重投与。禁忌薬剤もないが、ワルファリンのみ慎重投与となっている。

おもな外用薬としては、

  • エフィナコナゾール(クレナフィン)・・・マニュキアタイプのこの薬剤は、爪甲での透過性に優れ、高い抗真菌活性を発揮する。爪と皮膚の境界線部分を含め、爪全体に1日1回塗布する。
  • ルコナック(ルリコナゾール)

他多数あり。

  • 参考・引用元:ENIFニュースVol.23 No.21 2014

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