硫黄成分について

温泉中のイオウ成分としては、

  -2 : 硫化水素(H2S)、 硫化水素イオン(HS-)、 硫化物イオン(S2-)
   0 : 単体イオウ(S)
  +2 : チオ硫酸イオン(S2O32-) 
  +4 : 亜硫酸ガス(SO2)
  +6 : 硫酸(H2SO4)、 硫酸水素イオン(HSO4-)、 硫酸イオン(SO42-)

などが知られている。(以上、温泉の化学より)

イオウ成分はなにも酸性泉のみに含有しているわけではなく、硫化水素イオンやチオ硫酸イオンの形でアルカリ泉にも含有している。

これらの中で、人の肌に影響を及ぼすものとしては、まずpHの項で述べた硫酸、そしてH2S、SO2ではないでしょうか。

H2SやSO2が還元剤として使われるということは、高校の化学で習った人は多いと思いますが、これらは他の物質を還元、つまり-(マイナス)を増やす作用を 持ち、自身は酸化(+が増える)される。

この反応を人の肌に当てはめると、細胞骨格を司るケラチンの構成成分でもあるシステイン(SHをもつアミノ酸)残基に還元剤が作用することで、SHが還元されて、 S-Sへと変わって細胞骨格が崩れることを意味する。


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