活性酸素(ROS)

活性酸素(reactive oxygen species:ROS)には分子状酸素(O2)が励起されてできる一重項酸素、1電子還元されてできるスーパーオキシドアニオン(O2-) 、スーパーオキシドが1電子還元されて生じる過酸化水素(H2O2)と、それの1電子還元体のヒドロキシラジカルの4種類がある。

また、遊離脂肪酸から生じるペルオキシルラジカルやアルコキシルラジカルらも広義でROSとみなすことができる。

全体図←クリックすると拡大します。

ROSは、活性化マクロファージや好酸球からも産生されて抗原の貪食に使われる一方、その生体障害作用ゆえに、老化や動脈硬化、癌等の危険因子の一つ とされています。

ROSのその他の作用として、マスト(肥満)細胞の活性化が挙げられます。

抗原・IgE複合体による刺激がミトコンドリアにおけるスーパーオキシド、過酸化水素の産生を惹起し、Ca2+流入や脱顆粒、サイトカインの産生を促進することで、 マスト細胞の活性化に関与していることが明らかになっている。

さらに、金属アレルギーの代表でもあるはH2O2/ONOO-を介するレドックス感受性のCa2+チャネルを介してマスト細胞からの脱顆粒を促進するという。

塩素などのハロゲンとも反応することで、細胞障害に働いている。


コメントor補足情報orご指摘あればをお願いします。



  • << 前のページ
  • 次のページ >>
ページトップへ