アトピーとリバウンド

交感神経と副交感神経

リバウンドを理解するためには、交感神経副交感神経を理解する必要があります。

みなさんは「神経」という 言葉はもちろん聞いた事があると思いますが、この「神経」は何をしているのかというと、電気により、 熱い、寒いなどの感覚を脳に伝えたり、また逆に脳のほうから手を動かすようになどの命令を手に伝えたりしています。 言うなれば、今見ているネットなどの情報を送るための電話線のようなものですね。

この「神経」の中にもいくつかの種類があって、そのうちの1つが交感神経であり、副交感神経になるわけです。

くわしことはこちらを参照してください(整理中)。

アトピーの人は、交感神経に比べて、副交感神経が優位の状態であるといわれています。

副交感神経は体を休ませる 神経ですから一見良いように見えますが、副交感神経支配が過剰になれば、血管が広がりすぎて血液の流れが停滞し、 うっ血を招くことになります。この状態で、交感神経が興奮すると、血管が収縮しますます血液の流れが悪くなります。

リバウンドの起こるわけ(安保理論よりほんと??)

大切なことは、 「顆粒球(好○球)の増加は交感神経支配であり、リンパ球(T,B細胞)の増加は副交感神経支配である」ということです。 (顆粒球、リンパ球を知らない方は、一度アトピーメカニズム初級編をお読みいただくことをお勧めします。)

アトピーの人は副交感神経が亢進している状態であるので、リンパ球が過剰な状態といえます。 皮膚から吸収されたステロイドは細胞質内レセプターに結合し、抗炎症作用、免疫抑制作用をしめしますが、 ステロイドのもとはコレステロールであるため、脂溶性が高く、尿中へは移行せず、界面活性作用 のある胆汁酸に溶けて排出されます。

胆汁酸は小腸下部の回腸に至るとそこに局在する胆汁酸トランスポーター (IBAT)の働きにより95%程度の効率で再吸収され、肝臓へと戻ります。そして、残りの5%は糞便として排泄されます。

95%の効率で再吸収され肝臓へと戻ったコレステロール(ステロイド)は再びVLDLになり胆汁酸、ビタミンD、副腎皮質ホルモン の合成に使われ消費されます。つまり、使われるまではいつまでたっても減らないということになります。 ステロイドを外から補うと、その分コレステロールが増える上、自分の副腎皮質ホルモンを作る必要がなくなるため、 コレステロールを使う場すらが失われますので、さらに蓄積しやすくなります。

アトピーのように慢性的に炎症が起こっている場合は、マクロファージ、顆粒球がアレルゲンを殺すために出す活性酸素 が多いため、体内の過剰なステロイドは酸化され酸化コレステロールへと変わります。酸化コレステロール それ自体が抗原として働きマクロファージに貪食されるのに加えて、交感神経を緊張状態にするため、血液の うっ滞と顆粒球の増加を招きます。

その状態で急にステロイドをやめると、さらに炎症が増え、交感神経が緊張し、 酸化コレステロール皮膚炎へと移行します。これをリバウンドと呼びます。酸化コレステロールは普通のコレステロール に比べて処理しにくいですが、徐々に処理されてなくなります。

新生児期(生後3ヶ月)までは呼吸ストレスによる交感神経緊張が引き金になってか、リンパ球に比べはるかに顆粒球が多い状態であるが、 その後、二十歳程度までの間はリンパ球優位の体質が続きます。排気ガスにより酸素が奪われたり、有機溶剤のベンゼン環側鎖 により酸素が吸着されたり、過剰なリラックス状態(クーラーとか暖房)だったりと、副交感神経優位の状況を作り上げやすい現代の環境が リンパ球過剰増加の状態を長引かせる理由ではないかと考えられています。



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