五十肩

五十肩の正式名称は、肩関節周囲炎で、腱板断裂のような明らかな原因のあるものは除外、肩こりと違い腕が上がらないといった可動域制限を併せ持つことが特徴。

加齢によって肩関節の周囲が変性し、炎症が起こり肩の痛みが起こる。拘縮の原因として、肩関節の変形で生じた小さな棘が、肩の筋肉のすじである腱板を傷つけ、炎症が起こることや、年齢上昇に伴い関節液が減少することも原因となる。

初期は痛みと炎症があるが、3~半年で痛みは和らぎ、この間腕を動かさないでいると拘縮してしまうので注意する。半年以上経てば約8割は回復する。

治療は対症療法としてステロイドや痛み止めを使用しながら、リハビリとヒアルロン酸の注射を行い可動域を広げること。

ヒアルロン酸は、肩関節液に含まれる成分で、肩関節に駐車して関節液を補い、関節を動かしやすくする。

リハビリを半年続けても拘縮肩が治らない場合は、内視鏡治療となる。

局所麻酔で方から内視鏡や電気メスを挿入し、肩関節の棘を除去する。手術時間は1時間ほど、その後リハビリを行う。

(参考文献:クレデンシャル2017.5)

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