主婦湿疹/職業湿疹

これらの湿疹は、主たる原因がその患者さんの置かれた環境にあるため、原因の排除が難しく、しばしば長引き難治化します。

治療は白色ワセリン、尿素製剤、ヒルドイドなどの保湿剤を基本として、症状の程度によりその症状に合った外用のステロイド剤を使用します。しかし、これらの薬剤は対症療法に過ぎず、ステロイドは特に皮膚蛋白の合成を抑制しますので徐々に皮膚が弱くなるというデメリットもあります。

ゴム手袋を使用し少なくとも1ヶ月以上は水は原因となる物質に触れないようにする必要があります。バンソウコウは菌の新たな進入を抑制するためという理由であれば使用は仕方ないですが、水分や汗で白くふやけた表皮に細菌が繁殖したり、バンソウコウ成分の消毒薬が細胞毒性になりうることを考えれば使用しないほうが賢明です。覆うのであれば通気性のよいガーゼを使用するようにしましょう。

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