膵炎とは

膵炎とは、大量のアルコール摂取や肝・胆道疾患などが誘因となり、膵臓に炎症が起こり上腹部に激痛を生じて膵機能が低下する病気を言う。

膵液の分泌は、セクレチン、コレシストキニンなどの消化管ホルモンと迷走神経興奮によって調節されていて、この中でも特にコレシストキニンにより分泌されるトリプシンが膵炎を増悪させる原因となります。

膵外分泌機能不全

膵炎が代償期であるのに対して、膵外分泌機能不全とは、膵臓の機能が障害され、食べ物、とくに脂肪やタンパク質、炭水化物を消化するために必要な膵消化酵素が欠乏して起こる非代償期の病気のこと。

膵消化酵素は、主に、

  • アミラーゼ・・・炭水化物を分解
  • プロテアーゼ(ペプチド分解酵素の総称でトリプシン、キモトリプシンが含まれる)・・・たんぱく質を分解
  • リパーゼ・・・脂肪を分解

が挙げられる。

食事をしても栄養が吸収されなくなるので、体重が減少する。

また、消化吸収不良を起こし、栄養不良やビタミン・ミネラル不足になったり、脂肪便と呼ばれる便臭が強い淡黄色の便がでるのが特徴。

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