抗ロイコトリエン薬の種類

抗LT薬は、気管支平滑筋の弛緩以外にも好酸球や樹状細胞を抑制する作用があるため、アトピー性皮膚炎に対して効果がないとはいえないが、 保険適応が”気管支喘息”と”アレルギー性鼻炎”にしかないため、アトピー治療には使用されない。
(オノンカプセルのみがアレルギー性鼻炎に対して適応を持つ。シングレアやオノンDSは喘息のみの適応)

なので、この項はアトピー性皮膚炎とともに喘息やアレルギー性鼻炎を合併している人を対象としています。

分類 商品名 一般名
5-LO阻害薬 none ジロートン
none A78773
CysLT1受容体拮抗薬 アコレート ザフィルルカスト
シングレア
キプレス
モンテルカスト
オノン プランルカスト
CysLT2受容体拮抗薬 none BAY u9773

CysLT(LTC4~F4)の作用は、

・気管支平滑筋の強力な収縮
・血管拡張・血管透過性亢進
・樹状細胞(DC)の遊走
・好酸球の増多

であるので、これを抑制するCysLT1拮抗薬は、気管支拡張や好酸球炎症を抑制し気管支喘息を改善し、血管透過性や血管拡張を 抑制して浮腫による鼻閉を改善する。

このようにCysLT自体にはヒスタミンのような知覚神経反射→中枢刺激を介した、鼻汁分泌・くしゃみ誘発作用は知られていないが、 治験成績からCysLT受容体拮抗薬は、第二世代の抗ヒスタミン薬と同等の鼻汁・くしゃみ抑制作用ことが示されている。

ただ、薬剤の特性としては抗ヒスタミン薬のような即効性はなく、ケミカルメディエータ阻害薬と同じく作用発現には1週間以上は要すると される。


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