化学物質とTh1/Th2バランス

化学物質による刺激は最初はTh1反応が惹起されるが、繰り返し投与されることによりTh2反応へとシフトしていくことがわかっている。 Th2反応へと移ったことで、Th2細胞が増加したことは言うまでもないが、Th1細胞の数が低下しておらず、同じ数で移行していることは 興味深い。 この原因としてランゲルハンス細胞に代表される樹状細胞(DC)によるTh2反応の優先的活性化が考えられる。

TNCB・DNCB

トリニトロクロロベンゼン(TNCB)やジニトロクロロベンゼン(DNCB)は、皮膚に塗布するとTh1を介した遅延型の接触過敏反応を示すが、 この接触過敏反応のあとさらに刺激し続けると遅延型から即時型へのシフトが起こり、血液中にはIgE抗体やTh2サイトカインが認められるように なる。

大気汚染物質の一つであるディーゼル車排出微粒子(diesel exhaust particulates:DEP)にはTh2サイトカイン(IL-4,5,6など)産生増強作用があり、 アレルギー症状の発現に対して関与している。


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