アトピーと竹酢液

竹炭

竹炭はその名の通り竹を焼いた後の炭のことで、竹酢液とは異なり弱アルカリ性の性質を持つ。

竹炭は活性炭のように多孔性であり、吸着力が高く不純物を取り除く作用を持つため、臭い、化学物質の除去や塩素の除去などに有用である。

こんな竹炭をお湯の中に入れると、先に述べた塩素除去作用のほかにも、遠赤外線を放射して保温作用を示したり、 そのミネラル成分がお湯に溶け出して新陳代謝を活発にしたりする。

なお、竹炭湯の保温には湯の中に溶け出したのカルシウムが皮膚表面温度を上昇させる作用も関わるといわれる。

また、竹炭は空気中の水分のプラスイオン(H+)を吸収し、マイナスイオン(OH-)を増やすマイナスイオン放出効果も持っていて、 これにより体の細胞の電気的なバランスが是正されて新陳代謝の活性や倦怠感・不快感の除去など様々な効果が成される。

竹炭の効果を期待するには大体お湯80リットルに対して400g以上が望ましい。

竹酢液

竹酢液は、竹を焼き竹炭を作る時(きわだ期)に発生する灰白褐色の煙を集めて、冷却、液体化した粗竹酢液を蒸留・精製を繰り返す 事で得られる。

竹酢液のpHは3.0(酸性)で、80%~90%が水分、それ以外は酢酸などの有機酸類、アルコール類、フェノール類、カルボニル(ケトン、アルデヒド)、塩基性成分など実に200種類以上の成分から成っている。

酢酸、プロピオン酸をはじめとした有機酸類はその酸性という特徴によって殺菌・消毒作用を示し、フェノール類の中のクレゾールも同じく殺菌・消毒作用を示す。

また、フェノール類のポリフェノール(どれだかは不明・・・)は、甜茶と同じようにヒスタミンの放出を抑えることで痒みを沈静させたり、余分な活性酸素が体内にたまるのを抑制する活性酸素除去作用を持つ。
(アトピー性皮膚炎に対して竹酢液を使用した場合、体験者の声を見ると「かゆみが治まった」というコメントが多い気がする)

アルコール類は体組織に浸透性や吸収力を高める働きがあって保湿などに関わっている。

このように竹酢液は総合的に皮膚表面の細胞の新陳代謝を促して、角質細胞を活発化させ、炎症の沈静化を図り肌を引き締める効果を持つ。

竹酢液を湯に入れる場合の目安量は、だいたい湯量に対して1000倍程度に薄まる程度で、後は症状によって 適宜増やして使用することが望ましい。


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