バファリン330mg
1 用法・用量
リウマチ以外では、1回2錠で1日2回(服用時期記載なし)で服用
リウマチのときのみ、1回4Tまで可能、1日3回まで可能。
2 禁忌or原則禁忌
- 血液・心臓・肝・腎障害
- スルフィンピラゾン(アンツーラン)投与中の患者
- 出産予定日12週以内の妊婦
- アスピリン喘息
- 消化性潰瘍
要約すれば上記であるが、とりあえず、消化性潰瘍だけ気をつけていれば良いと思われる。(妊娠・授乳はその都度能書確認前提)
3 その他の注意
15歳以下のインフルエンザ、水痘患者へは慎重投与
アスピリン+ダイアルミネートの配合剤で、ダイアルミネートが胃への負担を軽くしている。
吸湿性があるので注意する。
4 相互作用
たくさんあるが、PGE2とPGI2が関わる血液関連薬、腎排泄型なので抗リウマチ薬・利尿薬・痛風薬・免疫抑制薬を注意しておく。ついでに、ダイアルネートとキレートを形成するテトラ、ニューキノロン、ビスフォスにも注意する。
5 副作用
胃障害・出血傾向・浮腫あたりを聞いて、残りはその時添付文書を確認。
6 薬物動態
バファリン330mgの添付文書には詳しく書いていないので、バファリン81mg(Tmax:0.5h、T1/2:0.4h)から類推するに、余計分からない・・・。 図からTmaxは1h以上であることは確かだが。
7 薬効
解熱鎮痛作用
アスピリンによりアセチルかされたシクロオキシゲナーゼ2(COX2)はリポキシゲナーゼ様の作用を示し、LXA4と同等の作用がある15-epi-LXA4を産生する事から、アスピリンの抗炎症作用の機序は、シクロオキシゲナーゼ阻害によるプロスタノイド産生阻害のみならず、15-epi-LXA4による抗炎症作用も考えられる。
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