医薬品開発の流れ
以下に医薬品開発の簡単な流れを示します(CROとかでないので国試レベルです・・・)
1、新規物質の複製
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2、理化学的性状の研究
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3、スクリーニングテスト
in Vitro試験、動物実験
物理化学的特性、薬効薬理、一般薬理、作用機序などの検討
ランダムスクリーニングテスト・・・酵素や受容体に対する作用など
二次スクリーニングテスト・・・新規医薬品候補から特定の薬理作用を持つもの選別
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4、非臨床試験
薬物動態試験、効力を裏付ける薬理試験、副次的薬理試験、製剤化試験(動物使用×)
<GLP対応試験↓>
安全性薬理試験
一般毒性試験:単回投与試験(急性毒性、LD50測定:概算でよい)
反復投与試験(慢性毒性測定)
特殊毒性試験:生殖・発生毒性試験(3期に分けて試験を行う)
遺伝毒性試験(in Vitro、in Vivo)、ガン原性試験
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5、臨床試験(治験)
<GCP対応試験↓>
第Ⅰ相試験:少数の健常者(安全性、評価、薬物動態・代謝・相互作用)
第Ⅱ相試験:少数の患者(有効性、安全性)
第Ⅲ相試験:多数の患者(比較試験:二重盲検法・ダブルダミー法)
※ 活性プラセボ=標準薬 プラセボ=擬似薬
CRCは医療職種であれば誰でもOK
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6、承認・許可申請
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7、製造承認
<GMP対応>
バリデーションなど。医薬品製造業者が品質に関する情報を評価・分析(届出必要なし)
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8、薬価基準収載
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9、販売
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10、市販後調査(PMS)
<GPMSP対応>
市販直後調査(販売開始から6ヶ月)、使用成績調査(有効性・安全性)
特別調査(小児・高齢者・妊婦などに対する調査、販売開始後6ヶ月間)
再審査、再評価、副作用・感染症報告制度
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