腎性貧血

  • 腎性貧血は腎機能の悪化に伴うエリスロポエチンの産生低下が原因で起こる。
  • 腎性貧血の診断はフローチャートをもとに除外診断で診断する。
  • 保存期CKD患者の腎性貧血に対する赤血球造血刺激因子製剤(ESA)治療の目標値はHb10g/dL~13g/dL。
    13g/dLを超えるとCVDの発症リスクが増加。
  • 保存期CKD患者の鉄剤投与の目安としてTSAT<20%または血清フェリチン値<100ng/mLという基準がある。すなわち貧血を有するCKD患者に対して鉄欠乏状態があれば鉄剤投与が推奨される。
  • HIF-PH阻害薬では血栓塞栓症のリスクに対する注意喚起がされているが、既往歴の有無にかかわらずESA群と比較してリスクは同程度。

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