うつ病の寛解過程

うつの症状は段階的に回復するといわれ、典型的には以下のような順番に回復するといわれている。

  1. イライラ
  2. 不安感
  3. 憂鬱感
  4. 手がつかない
  5. 根気がない
  6. 興味がない
  7. 喜びがない
  8. 生きがいがない

はじめにイライラ感や不安感が消失し、次に憂鬱感などが改善し、生きがいがないなどの主観的な抑制症状は、比較的最後まで持続し、回復に時間がかかります。

憂鬱感などの症状が消失した段階で、早期に抗うつ薬を中止してしまったり、増量を見合わせたりすると、主観的症状がいつまでも改善せず、うつ病の遅延化を招く。

また、軽度のうつ症状が遅延化し、神経症様の症状を呈することもあります。

この場合は、薬物療法だけでは改善せず、濃厚な心理社会的な支援が必要になることがあるので、遅延かを招かないよう、十分期間の抗うつ薬投与が必要になってきます。

関連ページ

コメントor補足情報orご指摘あればをお願いします。

(件名or本文内でキーワード検索できます)



  • << 前のページ
  • 次のページ >>
ページトップへ