調剤料(内服用固型剤・内服用液剤)

内服薬(概要)(調剤報酬点数表

内服薬(湯煎薬及び湯薬、頓服薬を除く)の調剤料(1剤につき)。

  • 14日分以下の場合
    • 7日目以下の部分(1日分)・・・5点
    • 8日目以上の部分(1日分)・・・4点
  • 15日以上21日分以下の場合・・・71点70点
  • 22日分以上30日以下の場合・・・81点80点
  • 31日分以上の場合・・・89点87点

内服用滴剤を調剤した場合は、1調剤につき 10点を算定する。


注1 服用時点が同一であるものについては、投与日数にかかわらず、1剤として算定する。なお、4剤分以上の部分については、算定しない

注2 嚥下困難者に係る調剤について、当該患者の心身の特性に応じた剤形に製剤して 調剤した場合は、嚥下困難者用製剤加算として、所定点数に80点を加算する。

注3 2剤以上の内服薬又は1剤で3種類以上の内服薬を服用時点ごとに一包化を行った場合には、一包化加算として、当該内服薬の投与日数に応じ、次に掲げる点数を所定点数に加算する。

  • イ 5642日分以下の場合投与日数が7又はその端数を増すごとに3232点を加算して 得た点数
  • ロ 5743日分以上の場合290220

内服薬(補足)(調剤報酬点数表に関する事項

  • ア 内服薬(浸煎薬及び湯薬を除く。以下同じ。)の調剤料については、内服用滴剤とそれ以外の内服薬とは所定単位及び所定点数が異なる。
  • イ 内服薬(内服用滴剤以外のもの)についての調剤料及び薬剤料の算定はそれぞれ「1剤」及び「1剤1日分」を所定単位とし、内服用滴剤についての調剤料及び薬剤料は「1調剤」を所定単位として算定するが、この場合の「1剤」とは、調剤料の算定の上で適切なものとして認められる単位をいうものであり、次の点に留意する。
    • (イ) 1回の処方において、2種類以上の薬剤を調剤する場合には、それぞれの内服薬を個別の薬包等に調剤しても、服用時点が同一であるものについては、1剤して算定する。
    • (ロ) 服用時点が同一である薬剤については、投与日数にかかわらず1剤として算定する。
    • (ハ) (イ)及び(ロ)における「服用時点が同一である」とは、2種類以上の薬剤について服用日1日を通じて服用時点(例えば「朝食後、夕食後服用」、「1日3回食後服用」、「就寝前服用」、「6時間毎服用」等)が同一であることをいう。また、食事を目安とする服用時点については、食前、食後及び食間の3区分とすることとし、服用時点が「食直前」、「食前30分」等であっても、調剤料の算定にあっては、「食前」とみなし、1剤として扱う
    • (ニ) (イ)及び(ロ)にかかわらず、次の場合は、それぞれを別剤として算定できる。
      • ① 配合不適等調剤技術上の必要性から個別に調剤した場合
      • ② 内服用固形剤(錠剤、カプセル剤、散剤等)と内服用液剤の場合
      • 内服錠とチュアブル錠又は舌下錠等のように服用方法が異なる場合
    • (ホ) 同一有効成分であって同一剤形の薬剤が複数ある場合は、その数にかかわらず1剤として算定する。
  • ウ 内服薬の調剤料は、1回の処方せん受付について、4剤以上ある場合についても、3剤として算定する。ただし、この場合、内服用滴剤は剤数に含めないが、浸煎薬又は湯薬を同時に調剤した場合には、当該浸煎薬又は湯薬の調剤数を内服薬の剤数に含めることとする。
  • エ 同一薬局で同一処方せんを分割調剤(「区分番号00」の調剤基本料の「注6」又は「注7」に係る分割調剤に限る。)した場合は、1回目の調剤から通算した日数に対応する点数から前回までに請求した点数を減じて得た点数により算定する。
  • オ 隔日投与等投与しない日がある処方に係る内服薬の調剤料は、実際の投与日数により算定する。
  • カ ドライシロップ剤を投与する場合において、調剤の際に溶解し、液剤(シロップ剤)にして患者に投与するときは内服用液剤として算定し、散剤としてそのまま投与するときは内服用固形剤として算定する。また、ドライシロップ剤を水に溶かして同時服用の他の液剤と一緒に投与する場合は1剤として算定し、ドライシロップ剤を散剤として、同時服用の他の固形剤(錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等)と一緒に投与する場合も1剤として算定する。

    なお、「処方せんに記載された医薬品の後発医薬品への変更について」(平成22年3月5日保医発0305第12号)(平成24年3月5日保医発0305第12号)に基づき、ドライシロップ剤の医薬品から類似する別剤形の後発医薬品に変更して調剤する場合又は類似する別剤形の医薬品からドライシロップ剤の後発医薬品に変更して調剤する場合は、同通知の第3の5を参照すること。
  • キ 嚥下困難者用製剤加算は、嚥下障害等があって、市販されている剤形では薬剤の服用が困難な患者に対し、医師の了解を得た上で錠剤を砕く等剤形を加工した後調剤を行うことを評価するものである。の取扱いは、以下のとおりとすること。
    • ① 嚥下困難者用製剤加算は、嚥下障害等があって、市販されている剤形では薬剤の服用が困難な患者に対し、医師の了解を得た上で錠剤を砕く等剤形を加工した後調剤を行うことを評価するものである。
    • ② 剤形の加工は、薬剤の性質、製剤の特徴等についての薬学的な知識に基づいて行わなければならない。
    • ③ 嚥下困難者用製剤加算は、処方せん受付1回につき1回算定できる。
    • ④ 1剤として取り扱われる薬剤について、自家製剤加算は併算定できず、また、剤形を加工したものを用いて他の薬剤と計量混合した場合には、計量混合調剤加算を併算定することはできない。
    • ⑤ 嚥下困難者用製剤加算を算定した場合においては、一包化加算は算定できない。
    • ⑥ 薬剤師が剤形の加工の必要を認め、医師の了解を得た後剤形の加工を行った場合は、その旨調剤録等に記載する。
  • ク 剤形の加工は、薬剤の性質、製剤の特徴等についての薬学的な知識に基づいて行わなければならないこと。
  • ケ 嚥下困難者用製剤加算は、処方せん受付1回につき1回算定できるものであること。
  • コ 剤形を加工したものを用いて他の薬剤と計量混合した場合の計量混合調剤加算は算定できないものであること。
  • サ 嚥下困難者用製剤加算を算定した場合においては、一包化加算及び自家製剤加算は算定できないものであること。
  • シ 薬剤師が剤形の加工の必要を認め、医師の了解を得た後剤形の加工を行った場合は、その旨調剤録等に記載すること。
  • ク 一包化加算の取扱いは、以下のとおりとすること。
    • ① 一包化加算は、処方せんの受付1回につき1回算定できるものであり、投与日数が42日分以下の場合には、一包化を行った投与日数が7又はその端数を増すごとに32点を加算した点数を、投与日数が43日分以上の場合には、投与日数にかかわらず220点を所定点数に加算する。
    • ② 一包化とは、服用時点の異なる2種類以上の内服用固形剤又は1剤であっても3種類以上の内服用固形剤が処方されているとき、その種類にかかわらず服用時点ごとに一包として患者に投与することをいう。なお、一包化に当たっては、錠剤等は直接の被包から取り出した後行うものである。
    • ③ 一包化は、多種類の薬剤が投与されている患者においてしばしばみられる薬剤の飲み忘れ、飲み誤りを防止すること又は心身の特性により錠剤等を直接の被包から取り出して服用することが困難な患者に配慮することを目的とし、治療上の必要性が認められる場合に、医師の了解を得た上で行うものである。
    • ④ 薬剤師が一包化の必要を認め、医師の了解を得た後に一包化を行った場合は、その旨及び一包化の理由を調剤録等に記載する。
    • ⑤ 患者の服薬及び服用する薬剤の識別を容易にすること等の観点から、錠剤と散剤を別々に一包化した場合、臨時の投薬に係る内服用固形剤とそれ以外の内服用固形剤を別々に一包化した場合等も算定できるが、処方せんの受付1回につき1回に限り算定する。
    • ⑥ 同一薬局で同一処方せんに係る分割調剤(「区分番号00」の調剤基本料の「注6」又は「注7」に係る分割調剤に限る。)をした上で、2回目以降の調剤について一包化を行った場合は、1回目の調剤から通算した日数に対応する点数から前回までに請求した点数を減じて得た点数を所定点数に加算する。
    • ⑦ 一包化加算を算定した範囲の薬剤については、自家製剤加算(「区分番号01」の「注6」に規定する加算をいう。以下同じ。)及び計量混合調剤加算(「区分番号01」の「注7」に規定する加算をいう。以下同じ。)は算定できない。
  • ス 一包化とは、服用時点の異なる2種類以上の内服用固形剤又は1剤であっても3種類以上の内服用固形剤が処方されているとき、その種類にかかわらず服用時点ごとに一包として患者に投与することをいう。なお、一包化に当たっては、錠剤等は直接の被包から取り出した後行うものである。
  • セ 一包化は、多種類の薬剤が投与されている患者においてしばしばみられる薬剤の飲み忘れ、飲み誤りを防止すること又は心身の特性により錠剤等を直接の被包から取り出して服用することが困難な患者に配慮することを目的とし、治療上の必要性が認められる場合に、医師の了解を得た上で行うものであること。
  • ソ 一包化加算は、処方せんの受付1回につき1回算定できるものであり、投与日数が56日分以下の場合には、一包化を行った投与日数が7又はその端数を増すごとに32点を加算した点数を、投与日数が57日分以上の場合には、投与日数にかかわらず290点を所定点数に加算する。
  • タ 薬剤師が一包化の必要を認め、医師の了解を得た後に一包化を行った場合は、その旨及び一包化の理由を調剤録等に記載すること。
  • チ 患者の服薬及び服用する薬剤の識別を容易にすること等の観点から、錠剤と散剤を別々に一包化した場合、臨時の投薬に係る内服用固形剤とそれ以外の内服用固形剤を別々に一包化した場合等も算定できるが、処方せんの受付1回につき1回に限り算定するものであること。
  • ツ 同一薬局で同一処方せんに係る分割調剤をした上で、2回目以降の調剤について一包化を行った場合は、1回目の調剤から通算した日数に対応する点数から前回までに請求した点数を減じて得た点数を所定点数に加算する。
  • テ 一包化加算を算定した場合においては、自家製剤加算及び計量混合調剤加算は算定できないものであること。
  • ト 時間外加算、休日加算及び深夜加算の加算額を算定する場合の基礎額には、嚥下困難者用製剤加算及び一包化加算に係る加算分は含めないものであること。
  • ケ 内服用滴剤を調剤した場合の調剤料は、投薬日数にかかわらず、1調剤につき10点を算定する。この場合の内服用滴剤とは、内服用の液剤であって、1回の使用量が極めて少量(1滴ないし数滴)であり、スポイト、滴瓶等により分割使用するものをいう。なお、当該薬剤の薬剤料は、1調剤分全量を1単位として薬剤料の項により算定するものであり、1剤1日分を所定単位とするものではない。

補足(その他)

内服用固形剤と内服用液剤のどちらに分類してよいか悩む剤形として、ゼリー剤(アリセプト内服ゼリー、アーガメイト等)、半固形剤(ラコール等)がある。

  • アーガメイトゼリーは、2012.9以降は、内用液剤から経口ゼリー剤へ区別変更(日本薬局方の液剤の定義が変わり該当しなくなったため)されたが、内服薬調剤料の時の剤としての分類は、内服用固形剤ではなく内服用液剤である。そのため、調剤料の計算の際には、内服用固形剤とは別剤(液剤)として算定できる。
  • 単位が個だと固形剤、gだと液剤と言った単位を目安に剤を決める方法もあるが、アーガメイトの薬価基準上の単位がgから個に変わったのが2010年(この時点はgと個が混在)であり、2012.4のIFでは内服用液剤となっていたことからアーガメイトはこれには属さない。
  • 液剤として算定はできるが、配合はできないので他の液剤(シロップ等)との計量混合加算は算定できないし、配合不適の薬剤扱いとして、他の液剤とは別剤として算定可能。
  • アーガメイト以外の内服用ゼリー剤は内服用固形剤に入るが、内服用固形剤とは全く剤形が異なるので、一般名処方の際の後発医薬品剤形変更時にゼリー剤以外の剤形からゼリー剤に変更はできない。
    内服薬の場合、薬価基準収載医薬品コード(厚生労働省の薬価基準のページでDL可能)で、A~E:散剤、F~L:錠剤、M~P:カプセル、Q~S:液剤、T,X:その他の分類に従うため、Qに該当するゼリー剤は全て液剤扱いとなる。

Q&A(H28年調剤報酬改定)

(問2)内服薬と外用薬の調剤料の取扱いについて、同一の有効成分であって同一剤形の薬剤が複数ある場合は、その数にかかわらず1剤(1調剤)とされているが、「同一剤形」の範囲はどのように考えたらよいか。

(答)下記の剤形については、それぞれ別剤形として取り扱う。
○内用薬
錠剤、口腔内崩壊錠、分散錠、粒状錠、カプセル剤、丸剤、散剤、顆粒剤、細粒剤、末剤、液剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、経口ゼリー剤、チュアブル、バッカル、舌下錠

○外用薬
軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、液剤、スプレー剤、ゼリー、パウダー剤、ゲル剤、吸入粉末剤、吸入液剤、吸入エアゾール剤、点眼剤、眼軟膏、点鼻剤、点耳剤、耳鼻科用吸入剤・噴霧剤、パップ剤、貼付剤、テープ剤、硬膏剤、坐剤、膣剤、注腸剤、口嗽剤、トローチ剤(参考:「薬価算定の基準について」(平成28年2月10日保発0210第1号)の別表1)
なお、本取扱いは、内服薬と外用薬に係る調剤料における考え方であり、例えば、調剤時の後発医薬品への変更に関する剤形の範囲の取扱いとは異なることに留意すること。

(問3)上記の問に関連して、例のように濃度を変更するなどの目的で、2種類以上の薬剤の比率を変えて混合した処方が複数ある場合は、それぞれの処方を別調剤として取り扱った上で、計量混合調剤加算を算定できるか。

例)
Rp.1 A剤10g、B剤20g(混合)
Rp.2 A剤20g、B剤20g(混合)

(答)2種類の薬剤を計量し、かつ、混合した処方が複数ある場合は、それぞれについて計量混合調剤加算を算定できる。(例の場合は、Rp.1とRp.2のそれぞれについて、調剤料と計量混合調剤加算を算定できる)

コメントor補足情報orご指摘あればをお願いします。



記事No432 題名:Re:一人薬剤師様 投稿者:管理人tera 投稿日:2017-03-16 20:16:11

ノイキノンは先発品でありますので、変更に関しては疑義照会が必要となります。
先発品→先発品=疑義照会
先発品→後発品や一般名→後発品等の後発品が絡む変更については、別ページ
http://kanri.nkdesk.com/chouzai/chouzai7.php
を参照していただけたらと思います。


記事No431 題名:糖衣錠について 投稿者:1人薬剤師 投稿日:2017-03-16 14:12:35

いつも拝見させていただいております。

ノイキノンについてなのですが、ノイキノン糖衣錠で処方が来た場合ノイキノン錠に処方を変えたい場合は疑義紹介が必要でしょうか。

別剤形とされる部分には糖衣錠という記載が見当たらなかったので、普通錠と同じ扱いで疑義なしで変更していいものか。
カプセル剤・OD錠同様、剤形変更として疑義が必要なのか。
当方の方では判断ができす、今回は疑義をして変更して調剤をしたのですが、どちらの認識が正しいのか皆さんのお考えを教えていただければと思っております。
よろしくお願いいたします。


記事No321 題名:返答ありがとうございます 投稿者:新米 投稿日:2016-06-24 13:58:54

参考になりました。
また疑問が出ましたら質問させて頂きますので、
その際はよろしくお願いします。


記事No318 題名:Re:新米様 投稿者:管理人tera 投稿日:2016-06-21 17:05:14

はじめまして。
このケースは日数が別々であれ用法が別々であれ、1剤の14日として算定します。
調剤料は35+28=63点
薬剤料は計算こそ割愛しますが、1日分の薬剤料合計を五捨五超入したものを14日足し合わせればOKです。
具体的な計算方法につきましては、別ページをご覧いただけたらと思います。
http://kanri.nkdesk.com/sql/rese.php
よろしくお願いいたします。


記事No316 題名:質問です 投稿者:新米 投稿日:2016-06-21 12:48:37

はじめまして。
早速質問なのですが、

①アマリール錠0.5mg 1T
1日1回 朝食後 14日分
②アマリール錠1mg 2T
1日1回 朝食後 14日分
③アマリール錠3mg 1T
1日1回 夕食後 7日分

上記の場合、何剤、何調剤となり、
算定可能な点数は何点とするのが
正しいのでしょうか。
よろしくお願いいたします。


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