フルカム(Cap)

1 用法・用量

適応症 用法・用量
痛み止め 1日1回、1回27mg
痛み止め(頓服) 1回27mg
上気道炎 適応なし

2 禁忌or原則禁忌

  • 血液・心臓・肝・腎障害
  • 重篤な高血圧
  • アスピリン喘息
  • リトナビル(ノービア)投与中の患者
  • 妊娠末期の婦人
  • 消化性潰瘍

要約すれば上記であるが、とりあえず、消化性潰瘍だけ気をつけていれば良いと思われる。(妊娠・授乳はその都度能書確認前提)

3 その他の注意

小児に対する安全性は確立してない。

4 相互作用

ロキソニンなどのほかの薬剤とほぼ同じで、腎排泄型、利尿剤、血液関連、吸着、Nキノロンに注意。

降圧剤の併用は、腎PG合成抑制により降圧剤の効果が低下する可能性あり。

トレドミン、パキシル併用で、消化管出血のリスク↑。

5 副作用

胃障害・出血傾向・浮腫あたりを聞いて、残りはその時添付文書を確認。

6 薬物動態

フルカム(アンピロキシカム)は経口投与後、腸管から吸収される過程で活性体のピロキシカムに変換されてPG合成抑制作用を示す。 フルカムのTmaxは4時間、T1/2は41.9時間で、投与7日目に定常状態に達する。

痛み止めとしては、作用発現までの時間が長く、12時間後には血中からほぼなくなり組織へと分布する。

完全排泄は、添付文書の内容から2週間以上である。

頓用の場合は、半減期が長いので最低24時間はあけたいところである。

7 薬効

鎮痛作用と抗炎症作用のみで、解熱作用は求めない。

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