モービック(錠)
1 用法・用量
適応症 | 用法・用量 |
痛み止め | 1日1回、1回10mg(1日最大15mg) |
痛み止め(頓服) | 適応なし |
上気道炎 | 適応なし |
2 禁忌or原則禁忌
- 血液・心臓・肝・腎障害
- 重篤な高血圧
- アスピリン喘息
- 妊娠末期の婦人
- 消化性潰瘍
要約すれば上記であるが、とりあえず、消化性潰瘍だけ気をつけていれば良いと思われる。(妊娠・授乳はその都度能書確認前提)
3 その他の注意
小児に対する安全性は確立していない。
4 相互作用
ロキソニンなどのほかの薬剤とほぼ同じで、腎排泄型、利尿剤、血液関連、吸着、Nキノロンに注意。
降圧剤の併用は、腎PG合成抑制により降圧剤の効果が低下する可能性あり。
トレドミン、パキシル併用で、消化管出血のリスク↑。
5 副作用
胃障害・出血傾向・浮腫あたりを聞いて、残りはその時添付文書を確認。
6 薬物動態
Tmaxは5時間、T1/2は23.7時間なので、半減期が長く、1日1回の投与で定常状態に入ると思われる。
その上、空腹時投与におけるTmaxとT1/2が食後投与に比して長く、Tmax:8時間、T1/2:28.7時間となっている。
とはいえAUCは変わらないので、胃が悪くなければ、作用を発現させたい時間に合わせて食事をとってもいいのかもしれない。つまり、朝痛くなる人は寝る前に何も胃に入っていない状態で服用。
7 薬効
鎮痛作用と抗炎症作用のみで、解熱作用は求めない。
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