ジクトルテープ
1 用法・用量
適応症 | 用法・用量 |
痛み止め | 1日1回、1枚or2枚を胸部、腹部、上腕部、背部、腰部又は大腿部に貼付し、1日(約24時間)毎に張り替える。 血漿中ジクロフェナク濃度は、当よ7回目以降に定常状態に到達する。 食前食後問わず、服薬を開始できる。 全身性の経費吸収型持続性疼痛治療薬 |
上気道炎(他の解熱剤では効果が期待できないか、あるいは、他の解熱剤の投与が不可能な場合 | 上記に同じ |
2 禁忌or原則禁忌
- 血液・心臓・肝・腎障害
- 重篤な高血圧
- アスピリン喘息
- 痔疾患を持つ患者
- インフルエンザ脳症・脳炎患者
- 消化性潰瘍
- 妊婦
要約すれば上記であるが、とりあえず、消化性潰瘍と警告の欄に記載されている過度の体温低下・血圧低下によるショック症状に注意する。(妊娠・授乳はその都度能書確認前提)
インフルエンザの小児には投与しないのが原則。
3 その他の注意
長期投与は定期的な臨床検査が望ましい。全身エリトマトーデス、クローン病患者への投与は慎重に。
4 相互作用
ロキソニンなどのほかの薬剤とほぼ同じで、腎排泄型、利尿剤、血液関連、吸着、Nキノロンに注意。
降圧剤の併用は、腎PG合成抑制により降圧剤の効果が低下する可能性あり。
トレドミン、パキシル併用で、消化管出血のリスク↑。
5 副作用
胃障害・出血傾向・浮腫あたりを聞いて、残りはその時添付文書を確認。
6 薬物動態
ボルサポ25mg(50mg)を朝食1時間後に投与した場合、Tmaxは0.81時間(1時間)、T1/2は1.3時間である。
グラフより25mgは9時間、50mgは12時間空ければ確実である。
7 薬効
鎮痛作用・抗炎症作用・解熱作用
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