ボルタレンSR/ナボールSR(Cap)

1 用法・用量

適応症 用法・用量
痛み止め 1日2回食後、1回37.5mg
痛み止め(頓服) 適応なし
上気道炎 適応なし

2 禁忌or原則禁忌

  • 血液・心臓・肝・腎障害
  • 重篤な高血圧
  • アスピリン喘息
  • トリアムテレン(ジウテレン・トリテレン)投与中の患者
  • インフルエンザ脳症・脳炎患者
  • 消化性潰瘍

要約すれば上記であるが、とりあえず、消化性潰瘍だけ気をつけていれば良いと思われる。(妊娠・授乳はその都度能書確認前提)

インフルエンザの小児には投与しないのが原則。

過度の体温下降、四肢冷却に注意する。

3 その他の注意

長期投与は定期的な臨床検査が望ましい。全身エリトマトーデス、クローン病患者への投与は慎重に。

4 相互作用

ロキソニンなどのほかの薬剤とほぼ同じで、腎排泄型、利尿剤、血液関連、吸着、Nキノロンに注意。

降圧剤の併用は、腎PG合成抑制により降圧剤の効果が低下する可能性あり。

トレドミン、パキシル併用で、消化管出血のリスク↑。

5 副作用

胃障害・出血傾向・浮腫あたりを聞いて、残りはその時添付文書を確認。

6 薬物動態

1日単回投与でのTmaxは7.0時間、T1/2は1.5時間

7日間連続投与でのTmaxは6.0時間、T1/2は2.28時間なので、ジクロフェナクNaとしては定常状態に入らない。

痛み止めとしては、作用発現までの時間が極めて長い。代謝物の4'OH体が投与後6日で定常状態に入るという。

即効性がないので、頓用は不適である。

7 薬効

解熱鎮痛作用

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