サリグレン(Cap)30mg
1 用法・用量
適応症 | 用法・用量 |
口腔乾燥症状 | 1日3回食後、1回30mg |
2 禁忌or原則禁忌
- 重篤な虚血性疾患
- 気管支喘息及びCOPDの患者
- 消化管、膀胱頸部閉塞
- てんかん患者
- パーキンソン病の患者
とりあえず、気管支喘息、COPD、てんかん、パーキンソン病を覚えておく。
3 その他の注意
縮瞳を起こすおそれがあるので、夜間自動車の運転に注意する。
4 相互作用
コリン作動、コリンエステラーゼ阻害、抗コリン薬(付加作用としてもつ薬剤も含む)、シサプリド、モサプリド、キニジン、イトリゾール、シメチジン、フェノバルイタールなど
5 副作用
間質性肺炎の初期症状である、発熱、咳、呼吸困難に注意する。
6 薬物動態
Tmaxは1.5時間、T1/2は3.9~5.1時間である。
健康成人に比して、患者のCmax及びAUCはそれぞれ1.3倍及び1.6倍高い値を示す。
食事により、Tmaxが1.2時間から2.5時間と、有意に遅延した。
7 薬効
サリグレン(セビメリン)は、用量依存的に唾液分泌促進効果を示した。
サリグレンは、ヒト型M3受容体発現細胞において、細胞内情報伝達系のイノシトールリン脂質代謝回転を濃度依存的に促進させた。
唾液の分泌は交感神経と副交感神経の両方から支配され、前者は粘液質の唾液を、後者はサラサラの唾液の分泌を促す。
コメントor補足情報orご指摘あればをお願いします。
- << 前のページ
- 次のページ >>