骨髄幹細胞の分化

骨の内部に骨髄というゼリー状のものがあることはご存知だと思うが、この骨髄には赤血球・白血球などの血球系のもとになる 血球幹細胞と、筋肉細胞・脂肪細胞・線維芽細胞・骨芽細胞などのもととなる間葉系幹細胞が存在している。

骨吸収(骨を溶かす)と骨形成(骨を作る)に関与している破骨細胞や骨芽細胞は、この骨髄の幹細胞からそれぞれに対応する転写因子 の作用で作られる。

図から分かるとおり、骨リモデリングの立役者である破骨細胞・骨芽細胞は共に異なる幹細胞から分化することに注意したい。

なお、脂肪細胞から分泌されるレプチン(食欲抑制など)は、骨形成を抑制することから太っている人(レプチン分泌の少ない人) の骨量はやせている人の骨量よりも多いということが言える。

転写因子LIPは、骨芽細胞に対しては促進的に働くが、脂肪細胞に対しては抑制的に働くため、これを活性化させる薬物は骨粗しょう症治療薬 として期待できるのではないだろうか。


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