温泉湯治の一般的経過

温泉でアトピーが治ったといわれる例をいくつか見ているが、どの例もIgE値が劇的に下がってはいるものの基準値(256IU/ml)には程遠いところから、 また生活環境が悪くなった時などの再発の可能性は極めて高く、完治とは言いがたいものである。

温泉アトピー療法は、ステロイドからの離脱を補助して、もとの状態に戻すことにあるようなので、「アトピー素因」と「皮膚のセラミド不足」という二つの 体質自体は変えるには至らないようだ。

すなわち、ステロイド中毒の人にはいいのかもしれない。

さて、温泉湯治の経過についてであるが、簡単に言えば、

最初の二ヶ月は、低下していた内蔵機能の亢進とステロイド離脱による浸出液排出と、角質の落屑が起こり、3ヶ月目~4ヶ月目にかけては炎症の改善が徐々に見られる ようになり、4ヶ月目~6ヶ月目には50%ほどの炎症、かゆみが減少し、1年後にはほぼ健康な肌が取り戻せる。

と言った感じらしい(怖くてできません・・・)。


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