糖尿病と認知症
アルツハイマー病ではβアミロイドの蓄積が認知機能を低下させる。そのβアミロイドを処理する酵素が、IDE(インスリン分解酵素)である。IDEは主にインスリンや他の子分子ペプチドの分解を担っている。
インスリンが増えるとそれを処理するためにIDEが使われるため、βアミロイドを処理する能力が低下し、認知機能が低下する。
A1cが7%以上の場合、7%未満の場合に比べて5倍痴呆リスクが上昇する。
低血糖は脳のエネルギーが減少するため、認知機能が下がるという機序も勿論ある。自覚症状として感じてなくても低血糖が起こっているケースが非常に多いため、血糖を良質にコントロールしていくことが重要である。
中脳水道のむくみ、ビタミンB1不足によるウェルニッケ脳症が原因の認知症。ビタミンB1を摂取することで治る。アルコール過剰摂取によりビタミンB1が不足しなるケースが知られている。
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