ブルセラ属(Brucella)

  • グラム陰性好気性桿菌
  • ブルセラ属(Brucella)の細菌は、流産菌としても知られています。これは、ブルセラ細菌が主に家畜に感染して流産を引き起こす能力に由来します。ブルセラ症は牛、羊やヤギ、豚などの家畜に感染し、特に妊娠中の動物において流産や胎児の死亡を引き起こすことが知られています。
  • 人畜共通感染症であり、人への感染は、主に汚染された動物製品(生乳、生肉など)の摂取、感染した動物との直接的な接触、または細菌が含まれる空気の吸入によって起こります。
  • ブルセラ症の症状には発熱、発汗、筋肉痛、関節痛、倦怠感などがあります。症状は通常、感染後数週間から数ヶ月で現れ、時には慢性的な健康問題を引き起こすこともあります。
  • 家畜におけるブルセラ症の予防には、ワクチン接種、感染した動物の隔離、衛生的な飼育環境の維持が重要です。人間における予防には、感染リスクのある食品の摂取を避けること、適切な個人防護具の使用、家畜との安全な取り扱いが含まれます。

細菌の種類一覧

グラム陽性球菌

  • グラム陽性球菌(GPC:Gram-Positive Cocci)
    • ブドウ球菌属(Staphylococcus)
      • 黄色ブドウ球菌(S.aurens)
      • 表皮ブドウ球菌(S.epidermidis)
      • 腐生ブドウ球菌(S.saprophyticus)
    • レンサ球菌属(Streptococcus)・・・腸内常在菌。ホモ
      • A群溶血性レンサ球菌(S.pyogenes)・・・溶連菌
      • B群溶血性レンサ球菌(S.agalactiae)
      • C, G群溶血性レンサ球菌(S.dysgalactiae ssp.equisimilis)
      • アンギノサス(S.anginosus)
      • コンステラータス(S.constellatus)
      • インターメディウス(S.intermedius)
      • 肺炎レンサ球菌(S.pneumoniae)・・・呼吸器
      • ミティス(S.mitis)
      • サングイニス(S.sangulnis)
      • サリバリアス(S.salivarius)
      • ウシレンサ球菌(S.bovis)
      • ミュータンス(S.mutans)
      • サーモフィルス菌(S.thermophilus)・・・乳酸菌
      • フェカリス菌(S.faecalis)・・・乳酸菌
    • 腸球菌属(Enterococcus)
      • フェカリス菌(E.faecalis)・・・ホモ(乳酸)
      • フェシウム菌(E.faecium)
    • ラクトコッカス属 (Lactococcus)
      • ラクトコッカス・ラクティス(L.lactis)・・・ホモ(乳酸)
    • ペディオコッカス属(Pediococcus)・・・ホモ(乳酸)
    • リューコノストック属 (Leuconostoc)・・・ヘテロ

グラム陽性桿菌

グラム陰性球菌

グラム陰性桿菌

その他

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