肝臓・胆のう関連薬

分類 成分名 商品名 規格・剤形・補足
インターフェロン製剤 インターフェロンα スミフェロン 生物、注DS
インターフェロンβ フエロン 生物、注射
ペグインターフェロンα2a ペガシス 皮下注
ペグインターフェロンα2b ペグイントロン 皮下注
抗C型肝炎ウイルス リバビリン レベトール
コペガス
カプセル200㎎
アスナプレビル スンベプラ 販売中止
グラゾプレビル グラジナ 錠50㎎
ダクラタスビル ダクルインザ 販売中止
エルバスビル エレルサ 錠50㎎
ソホスブビル ソバルディ 錠400㎎
レジパスビル・ソホスブビル ハーボニー 配合錠(L90mg、S400mg)
グレカプレビル・ビブレンタスビル マヴィレット 配合錠(G100mg、P40mg)
ソホスブビル・ベルパタスビル エプクルーサ 配合錠(S400mg、V100mg)
抗B型肝炎ウイルス ラミブジン ゼフィックス 錠100㎎
アデホビル ヘプセラ 錠10㎎
エンテカビル バラクルード 錠0.5mg、OD錠0.5mg(GEのみ)
テノホビル テノゼット 錠300㎎
テノホビル ベムリディ 錠25㎎
肝機能改善薬 グリチルリチン酸・Lシステイン・グリシン 強力ネオミノファーゲンシ―
ネオファーゲン
静注
グリチルリチン酸・DLメチオニン・グリシン グリチロン
ネオファーゲンC
配合錠
タウリン タウリン 散98%
プロトポルフィリンニNa プロトポルト 錠20㎎
チオプロニン チオラ 錠100㎎
ポリエンホスファチジルコリン EPL カプセル250㎎
ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン リバオール 散20%、錠20㎎
グルタチオン タチオン 散20%、錠50㎎/100mg、注射用
肝臓製剤 肝臓加水分解物 レナルチン 腸溶錠100㎎
肝臓抽出製剤 アデラビン9号
肝免疫賦活薬 プロパゲルマニウム セロシオン カプセル10㎎
アミノ酸製剤 アミノ酸配合 アミノレバン
モリヘパミン
点滴静注
アミノ酸配合 アミノレバンEN 配合散、牛乳アレ禁忌
分岐鎖アミノ酸製剤 リーバクト 配合顆粒:4.15g/包、配合経口ゼリー:20g/個
高アンモニア血症治療薬 ラクツロース モニラック 原末、シロップ65%、分包10mL
ラクツロース「コーワ」 シロップ60%、分包10mL/15mL
ラクツロース シロップ65%
ラグノスNF 経口ゼリー分包12g
ラクチトール ポルトラック 原末:6g/包
リファキシミン リフキシマ 錠200㎎
肝中心静脈閉塞症治療薬 デフィブロチドNa デファイテリオ 静注
催胆(利胆)薬 ウルソデオキシコール酸 ウルソ 顆粒5%、錠50㎎/100㎎、胆石溶解作用も
ケノデオキシコール酸 チノ カプセル125mg
精製デヒドロコール酸 デヒドロコール酸
排胆薬 フロプロピオン コスパノン 錠40㎎/80mg、カプセル40㎎
パパべリン パパベリン塩酸塩「日医工」
トレピブトン スパカール 細粒10%、錠40㎎
抗コリン薬 ダクチル
ブスコパン
コリオパン
セスデン
プロ・パンサイン
ダイピン

肝炎の薬

肝炎のページを参照。

催胆(利胆)薬

胆道内圧を上昇させて、胆汁分泌を促す薬。

肝臓で作られた胆汁は、一度胆のうに蓄えられてから、食事により分泌されるコレシストキニンやセレクチンといったホルモンの作用で胆のうの収縮とoddi括約筋がゆるみ、胆のうから分泌され、胆管を通り、途中で膵管と合流し、十二指腸のファーター乳頭から十二指腸内部へと放出され、乳頭部のoddi括約筋により胆汁と膵液の分泌がコントロールされている。

胆汁の主な成分は胆汁色素(直接型ビリルビン)、胆汁酸、リン脂質、コレステロール、電解質、水分である。

直接型ビリルビンは腸内細菌により脱抱合と還元を受けてウロビリノーゲンとなる。ウロビリノーゲンの8割は糞便中に排泄、残りは再吸収され肝臓でビリルビンに再合成される。

  • ウルソ(UDCA:ウルソデオキシコール酸)・・・胆汁酸の1成分。利胆作用により肝臓への胆汁のうっ滞を防ぐとともに、置換作用により細胞障害性の強い疎水性の他の胆汁酸と置き換わり肝臓を保護する。疎水性の強さはLCA>DCA>CDCA>CA>UDCA。他コレステロール胆石の溶解作用。詳しい作用機序は日経DI参照。
    非代償性肝硬変に対する有効性及び安全性は確立していないのでリーバクトの併用は返戻。
    利胆作用があるので胆石の患者
    利胆作用によりグーフィスと同じで下痢のSE頻度が最も高い。
  • チノ(CDCA:ケノデオキシコール酸)・・・コレステロール胆石の溶解作用のみの適応
  • デヒドロコール酸(デヒドロコール酸)

胆石とは

胆石の原因(5Fdisease:40代、女性、肥満、白人、多産のスペルがFで始まる5つ)

胆石のほとんどは胆嚢の中に石がたまる胆嚢結石(70%)で他に所在する部位の違いで胆管結石や肝内結石がある。

結石の成分はほとんどがコレステロールで、高齢者ではビリルビンが多い。

  • コレステロール結石・・・胆汁中のコレステロール量が過剰になると結晶化してできた結石で胆石の大部分
  • 色素結石・・・ビリルビンの蓄積で生成する。ビリルビンとCaからなるビリルビンCa結石や、ビリルビンと炭酸Caやリン酸Caからなる黒色石がある
  • 混合結石・・・コレステロール結石と色素結石の両方が混合した結石

胆嚢結石の場合、結石があるだけで症状がない場合と、胆嚢から結石が胆管に入る部分で詰まる時に痛み症状がでる場合がある。胆嚢の出入り口が詰まって胆嚢内の胆汁がよどんでそこに細菌が繁殖して炎症を引き起こすと急性胆嚢炎を生じる。

大きさは細かいものから大きいものまで色々あるが、大きいものほど痛いというわけではない(大きさと痛みは相関しない)。

尿路結石とは全く別物なので、尿路結石の既往があってもなりやすいということはない。

排胆薬

oddi括約筋を弛緩させて、胆汁・膵液の十二指腸への排出を促進する薬。

  • スパカール(トレピブトン)
  • パパベリン(パパベリン)
  • コスパノン(フロプロピオン)・・・COMT阻害による鎮痙作用、抗セロトニン作用によるoddi括約筋の機能異常への使用

アミノ酸

肝機能障害でアンモニアを尿素に無毒化できなくなると、肝臓の代わりに筋肉でのアンモニア代謝が起きるが、この際に分岐鎖アミノ酸(BCAA)が必要。不足した場合、高アンモニア血症になる危険性がある。

  • アミノレバンEN配合散・・・カロリーも同時に補給できる(肝機能障害により低下したグリコーゲンの貯蔵能を補う)
  • リーバクト顆粒・・・食事からカロリーが摂取できる場合に使用

高アンモニア血症治療薬

非代償性肝硬変による高アンモニア血症の治療に用いる。

消化管粘膜にはこれらの成分を分解する酵素が存在しないため、これらの薬剤は経口投与後、分解・吸収されることなく大腸に到達し、大腸内の細菌により利用・分解され、有機酸を生成しpHを低下させる。

pHが高いほどアンモニアの腸管吸収率が高いため、pH低下によりアンモニアの産生と腸管吸収が抑制されて血中アンモニアが低下する。

また、腸管に達した薬剤による浸透圧作用により水分を引き寄せて緩下作用を示すとともに、生成した有機酸がさらに蠕動運動を亢進させて排便を促す。

また、カロリーも同時に補給できる。

  • ポルトラック(ラクチトール)
  • モニラック、ラグノス(ラクツロース)

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