α1遮断/α2作動薬一覧
分類 | 成分名 | 商品名 | 規格・剤形・補足 |
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α1遮断薬 | ウラピジル | エブランチル | 規格:カプセル15mg/30mg 適応:本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症、前立腺肥大症に伴う排尿障害、神経因性膀胱に伴う排尿困難 |
テラゾシン | ハイトラシン バソメット |
規格:錠0.25mg/0.5mg/1mg 適応:本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症、前立腺肥大症に伴う排尿障害 |
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ドキサゾシン | カルデナリン | 規格:錠0.5mg/1mg/2mg/4mg、OD錠0.5mg/1mg/2mg/4mg 適応:高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症 |
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ブナゾシン | デタントール | 規格:錠0.5mg/1mg、R錠3mg/6mg 適応:高血圧症 |
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フェントラミン | レギチーン | 規格:注射液 適応:褐色細胞腫の手術前・手術中の血圧調整、褐色細胞腫の診断 |
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ブラゾシン | ミニプレス | 規格:錠0.5mg/1mg 適応:本態性高血圧症、腎性高血圧症、前立腺肥大症に伴う排尿障害 |
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α1遮断薬(高血圧の適応がないもの) | タムスロシン | ハルナール | 規格:D錠0.1mg/0.2mg、カプセルはGEのみ 適応:前立腺肥大症に伴う排尿障害 |
ナフトピジル | フリバス | 規格:錠25mg/50mg/75mg、OD錠25mg/50mg/75mg 適応:前立腺肥大症に伴う排尿障害 |
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シロドシン | ユリーフ | 規格:錠2mg/4mg、OD錠2mg/4mg 適応:前立腺肥大症に伴う排尿障害 |
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α2作動薬 | メチルドパ | アルドメット | 規格:錠125mg/250mg 適応:高血圧症(本態性)、高血圧症(腎性等)、悪性高血圧 補足:尿放置で黒色 |
クロニジン | カタプレス | 規格:錠75μg/150μg 適応:各種高血圧症(本態性高血圧症、腎性高血圧症) |
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グアナベンズ | ワイテンス 適応:本態性高血圧症 |
規格:錠2mg |
α1遮断/α2作動薬の作用機序
α受容体には中枢・末梢ともに存在するα1受容体と中枢のみに存在するα2受容体の2つがあります。
α1受容体は効果器側(臓器側)に存在し、血管収縮作用をはじめとして収縮反応全般に関わる。α2受容体は中枢にて、神経終末に存在し、NEの終末内再取り込みを阻害することでα1作用に拮抗する(フィードバック)。
臓器 | 部位 | 受容体 | 反応 |
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眼 | 瞳孔散大筋 | α1 | 収縮 |
血管平滑筋 | α1 | 収縮 | |
肝臓 | グリコーゲン分解 | α1 | 血糖上昇 |
膵臓 | β細胞 | α1 | 分泌抑制 |
膀胱 | 括約筋 | α1 | 収縮 |
唾液腺 | α1 | 粘稠性、少量分泌 | |
脂肪細胞 | α1 | 脂肪分解促進 |
α受容体のメカニズムは下図。
α1遮断薬の種類
交感神経活性が高い場合に用いる。
膀胱排尿筋を弛緩させ尿道を広げる他、前立腺に広範囲に渡って存在するα1A受容体を遮断することで前立腺肥大による排尿困難を緩和させる
ただし、下記の薬剤は全てα1A選択的遮断薬ではないので、血圧は正常であるが前立腺肥大をわずらっている人には適さない。前立腺肥大のみに罹患している人はα1A選択的遮断薬のハルナール、ユリーフなどを使用する。
ALLHAT試験で心不全発症リスクが高まることが示されたため、心不全合併例への使用は推奨されなくなった。早朝高血圧が心疾患のリスクレベルが高いため、就寝前投与がよいとされる。
- カルデナリン(ドキサゾシン)・・・高血圧のみの適応。(T1/2:10h↑)、1日1回。
- エプランチル(ウラピジル)・・・ 前立腺肥大にも適応あり。1日2回
- バソメット(テラゾシン)・・・前立腺肥大にも適応あり。1日2回から開始
- ミニプレス(プラゾシン)・・・前立腺肥大にも適応あり。
α2作動薬の種類
中枢の神経終末にあるα2受容体を刺激することで、血圧上昇にフィードバックをかける。
- アルドメット(メチルドパ)
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