速効型インスリン分泌促進薬(グリニド剤)

分類 成分名 商品名 規格・剤形・補足
速攻型インスリン分泌促進薬 ナテグリニド ファスティック(2025.1以降)
スターシス(2025.10)
ナテグリニド
規格:錠30mg/90mg
適応:2型糖尿病(ただし、αGI、BG、TZDの治療で十分な効果が得られない場合に限る。)
ミチグリニド グルファスト 規格:錠5㎎/10mg、OD錠5mg/10mg
適応:2型糖尿病
レパグリニド シュアポスト(2025.3)
レパグリニド
規格:錠0.25㎎/0.5mg
適応:2型糖尿病
配合剤

グリニド剤の特徴

膵β細胞のSU受容体との結合は非常に短時間であり、即効かつ短期のインスリン分泌をもたらす。

血糖降下作用はSU剤に比べると弱いが、空腹時に服用すると服用後15分程度で効果があらわれ、約30分で最高血中濃度に到達するため、食直前に服用する。

(上図:調剤と情報より一部改変)

グリニド剤は、食後投与では速やかな吸収が得られず効果が減弱する。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、投与は毎食直前(ナテグリニド食前10分以内、ミチグリニド食前5分以内)とすること。

また、投与後、速やかに薬効を発現するため、食前30分投与では食事開始前に低血糖を誘発する可能性がある。このため飲み忘れた場合は、次の食事まで待ち、食直前に服用する。

薬を服用してから食事を開始するまでに時間がかかったり、決められた食事量より 少なくなっていないか、低血糖を起こしていないか確認する。

グリニド剤の種類

  • スターシス、ファスティック(ナテグリニド)・・・1日3回、毎食直前(10分以内)に服用
    通常、成人には1回90mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を120mgまで増量することができる。
    本剤は、食後投与では速やかな吸収が得られず効果が減弱する。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、本剤の投与は毎食前10分以内(食直前)とすること。
    また、本剤は投与後、速やかに薬効を発現するため、食前30分投与では食事開始前に低血糖を誘発する可能性がある。
  • グルファスト(ミチグリニド)・・・1日3回、毎食直前(10分以内)に服用
  • シュアポスト(レパグリニド)・・・1日3回、毎食直前(10分以内)に服用

糖尿病の薬の種類


コメントor補足情報orご指摘あればをお願いします。

(件名or本文内でキーワード検索できます)



記事No217 題名:Re:グリニド薬 投稿者:管理人tera 投稿日:2016-02-23 22:33:24

ご指摘大変感謝いたします。
早速修正させていただきました。
今後とも宜しくお願い致します。


記事No215 題名:グリニド薬 記載間違い・訂正要します 投稿者:扇谷 投稿日:2016-02-22 23:36:26

速攻型インスリン分泌促進薬(グリニド剤)→速効型

約30分で最高血中濃度に到達するため、食直後に服用する。→食直前


  • << 前のページ
  • 次のページ >>
ページトップへ