速効型インスリン分泌促進薬(グリニド剤)
分類 | 成分名 | 商品名 | 規格・剤形・補足 |
---|---|---|---|
速攻型インスリン分泌促進薬 | ナテグリニド | ナテグリニド |
規格:錠30mg/90mg 適応:2型糖尿病(ただし、αGI、BG、TZDの治療で十分な効果が得られない場合に限る。) |
ミチグリニド | グルファスト | 規格:錠5㎎/10mg、OD錠5mg/10mg 適応:2型糖尿病 |
|
レパグリニド | レパグリニド |
規格:錠0.25㎎/0.5mg 適応:2型糖尿病 |
|
配合剤 |
グリニド剤の特徴
膵β細胞のSU受容体との結合は非常に短時間であり、即効かつ短期のインスリン分泌をもたらす。
血糖降下作用はSU剤に比べると弱いが、空腹時に服用すると服用後15分程度で効果があらわれ、約30分で最高血中濃度に到達するため、食直前に服用する。
グリニド剤は、食後投与では速やかな吸収が得られず効果が減弱する。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、投与は毎食直前(ナテグリニド食前10分以内、ミチグリニド食前5分以内)とすること。
また、投与後、速やかに薬効を発現するため、食前30分投与では食事開始前に低血糖を誘発する可能性がある。このため飲み忘れた場合は、次の食事まで待ち、食直前に服用する。
薬を服用してから食事を開始するまでに時間がかかったり、決められた食事量より 少なくなっていないか、低血糖を起こしていないか確認する。
グリニド剤の種類
- スターシス、ファスティック(ナテグリニド)・・・1日3回、毎食直前(10分以内)に服用
通常、成人には1回90mgを1日3回毎食直前に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1回量を120mgまで増量することができる。
本剤は、食後投与では速やかな吸収が得られず効果が減弱する。効果的に食後の血糖上昇を抑制するため、本剤の投与は毎食前10分以内(食直前)とすること。
また、本剤は投与後、速やかに薬効を発現するため、食前30分投与では食事開始前に低血糖を誘発する可能性がある。 - グルファスト(ミチグリニド)・・・1日3回、毎食直前(10分以内)に服用
- シュアポスト(レパグリニド)・・・1日3回、毎食直前(10分以内)に服用
糖尿病の薬の種類
- インスリン製剤
- GLP-1受容体作動薬
- SU剤(スルホニルウレア剤)
- グリニド剤(速効型インスリン分泌促進薬)
- ビグアナイド剤
- グリミン系(ツイミーグ(イメグリミン))
- チアゾリジン剤
- α-グルコシダーゼ阻害薬
- DPP4阻害薬
- SGLT2阻害薬
- 糖尿病性神経症治療薬
- 糖尿病性腎症治療薬
- 配合剤
コメントor補足情報orご指摘あればをお願いします。
記事No217 題名:Re:グリニド薬 投稿者:管理人tera 投稿日:2016-02-23 22:33:24
ご指摘大変感謝いたします。
早速修正させていただきました。
今後とも宜しくお願い致します。
記事No215 題名:グリニド薬 記載間違い・訂正要します 投稿者:扇谷 投稿日:2016-02-22 23:36:26
速攻型インスリン分泌促進薬(グリニド剤)→速効型
約30分で最高血中濃度に到達するため、食直後に服用する。→食直前
- << 前のページ
- 次のページ >>