糖尿病の型と治療方法
糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病があります。
1型糖尿病
インスリン依存型:5%
膵β細胞が自己免疫により破壊され、インスリンの生産が完全に停止して、絶対的なインスリン不足に陥る疾患。 自己免疫とは、自分のすい臓を自分の体が異物と判断して攻撃してしまうことです。
HLA遺伝子に誘因があると考えられている。その多くが20歳未満、特に思春期に発症するため、成人以降に発症するケースは少ない。
発症すると一生続くもので、治療にはインスリンを必要とする。注射は毎日行うことが必要で、血糖をコントロールするため 一日数回の注射が必要。
絶対的にインスリンが不足しているため、一生涯にわたってのインスリン注射と、食事療法、運動療法を併用して いくことが必要です。
運動療法は、インスリン治療を行っている人がインスリン注射後に行うと、インスリンの吸収と作用が増強され、低血糖を起こす可能性があります。
2型糖尿病
Ⅱ型(インスリン非依存型:95%)
遺伝的背景(両親が糖尿病:57%、片親:27%)と肥満がその大半を占める。 遺伝的要因の場合はインスリン抵抗性が問題となります。
インスリン抵抗性とは、インスリン拮抗物質の存在、 インスリン受容体数が少ない場合を指します。肥満の場合は、血液中の糖質の量が多すぎて常用量のインスリンでは 処理しきれなくなることによります。
Ⅱ型の場合は、肥満の人は特にですが、遺伝的背景がある人も運動療法、食事療法をまず行います。 それでも下がらない場合は、薬物療法へも併用していきます
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