ニコチン酸誘導体

ニコチン酸誘導体の作用機序

ニコチン酸の脂質低下機序は複数の作用点が想定されている。

末梢脂肪組織における脂肪分解が抑制され、遊離脂肪酸の肝臓への流入が減少した結果、VLDLが抑制される。

また、LPLも活性化してVLDLなどのリポタンパクの異化も促進される。

Lp(a)低下作用を有する唯一の高脂血症薬である。

遊離脂肪酸動員の抑制によるTG低下作用もあり。

ニコチン酸誘導体の薬の種類

  • ユベラN、ユベラニコチネート(ニコチン酸トコフェロール)・・・1日3回。ニコチン酸+トコフェロール。
  • コレキサミン(ニコモール)・・・1日3回。脂質代謝、末梢血行改善作用
  • ペリシット(ニセリトロール)・・・1日3回。微小循環系賦活剤、脂質代謝改善作用

高脂血症の薬の種類

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