CDとは?

CD(Cluster of differentiation)とは、血球の表面に発現している“抗原”の一種で、簡単に言えば名札のようなものである。とは言え、ひとつの血球がひとつの名札をつけているとは限らない。

抗原という呼び方からもわかるとおり、本来は体を外敵から守るはずが、時には自分自身を傷つけることもあります。血液型不一致が最もいい例でしょう。赤血球表面の抗原には大きくA,B,Oとあり、自分がAだとしたらA抗原の赤血球は自己と認識するけど、O抗原の赤血球は非自己と認識され白血球の標的 およびアポトーシスに陥ってしまう。

ならなぜこんなのが血球表面にくっついているのかというと、体が自己と非自己の区別をつけるため、つまり、目的の抗原でなければそれは外部抗原と認識し直ちに殺す必要があるからです。


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