臨床検査値

項目 簡単な説明
TP 総蛋白。基準値:6.7~8.3g/dl
Alb アルブミン。基準値:3.9~4.9g/dl
A/G アルブミン・グロブリンの比で肝臓が悪いと低くなる。アルブミンは肝臓でのみ、Gは他にも産生場所があるので。
T-Bil 総ビリルビン。基準値:0.2~1.2mg/dl。
間接ビリルビン 肝臓の指標。不溶性でアルブミンと結合して肝臓へ
直接ビリルビン(D-Bil) 肝臓の指標。肝臓で抱合を受ける水溶性。大腸でウロビリノーゲン→便へ
AST アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ。基準値:8~38U/l。心臓>肝臓>骨格筋・腎臓。半減期短い。肝硬変・心筋梗塞・筋ジストロフィー・急性肝疾患
ALT アラニンアミノトランスフェラーゼ。基準値:4~44U/l。肝臓・腎臓。半減期長い。脂肪肝・慢性肝疾患
γGTP(GGT) 基準値:16~73U/l。肝臓・腎臓・膵臓
ALP アルカリフォスファターゼ。基準値104~338U/l。肝臓・骨・小腸・胎盤。肝臓や胆道の障害。
LDH 乳酸脱水素酵素。基準値:106~211U/l。肝臓・心臓・骨格筋・赤血球
TC 総コレステロール(LDL+HDL+TG×1/5)。基準値:130~220mg/dl
LDL 悪玉。基準値:139mg/dl以下。コレステロール基準値:男750女600 卵類(ゆでたまごが200)、肉類、クリーム系、イカするめ、貝類など
HDL 善玉。基準値:40mg/dl以上。唯一n-3が上げる可能性(確かではない)
TG 中性脂肪。基準値:30~150mg/dl。
UA 尿酸。基準値:7mg/dl以下。プリン体(甲殻類、肉魚類、ビール他)、エネルギー代謝、水分不足、冷え
BUN 尿素窒素。基準値:8~20。腎機能の指標。グルタミン酸からオルニチン回路で合成→栄養不足で低値。消化管出血、脱水で上昇。
CRE クレアチニン。基準値:0.6~1.1mg/dl(男)、0.4~0.8mg/dl(女)。筋肉量が多いと多くなる。脱水や心不全で水分が上手く回らないと上昇。クレアチンの代謝物で腎臓で再吸収されないことから腎機能の指標
CK(=CPK) クレアチンキナーゼ(=クレアチンホスホキナーゼ)。基準値:56~244(男)、43~165(女)。横紋筋(骨格筋・心筋)の中に存在する逸脱酵素で筋破壊度の指標。クレアチンがクレアチン燐酸になる反応を触媒。
CK-MB CPK分画
Na ナトリウム。基準値:135~147mEq/l。
K カリウム。基準値:3.3~4.8mEq/l。コーヒー、お茶、ココア、こんにゃく、豆類、かぼちゃ、野菜類、バナナ、ぶどう、かき、プルーン、メロン、キウイ、ポテトチップなど
Cl クロール。基準値:98~108mEq/l。
IP 無機リン。基準値:2.5~4.5mEq/l。
Ca カルシウム。基準値:8.7~11.0mEq/l。
Mg マグネシウム。基準値:1.8~2.4mEq/l。
BS(Glu) 血糖値。基準値:70~110mg/dl。A1cが正常でも、食後2時間以内の血糖値が高いようなら食後の血糖値が上がりやすい→αグルコシダーゼ阻害剤の適応
HbA1c 血糖値の1~2ヶ月平均。基準値:4.6~6.2%(国際標準)、4.3~5.8%(日本)
AMY アミラーゼ:基準値:41~112。
LIPA リパーゼ。基準値:7~60。
ChE コリンエステラーゼ。基準値:229~521。
CRP C反応性蛋白。基準値:0.3以下。
WBC(白血球) 基準値:3.0~8.5。
PLT(血小板) 基準値:185~267。低値→骨髄による産生低下(白血病他)、特発性血小板減少性紫斑病・血栓性血小板減少性紫斑病、NSAIDsによる一過性。
高値→骨髄による産生増加(必要量増加)、脾臓除去、感染症、アレルギー他。100万を超えるとバイアスピリン
RBC(赤血球) 基準値:4.67~5.78(男)、3.81~4.93(女)。赤血球の量。貧血の原因(鉄不足、消化管出血、ビタミンB12不足(胃が悪いor胃切除→内因子×)、葉酸不足)、VB12は魚>肉(牛乳)、葉酸は緑黄色野菜
HGB(血色素) 基準値:13.9~17.6(男)、11.7~15.2(女)。ヘモグロビンの量
HT(ヘマトクリット) 基準値:42.3~51.6(男)、32.3~44.9(女)。血球成分(ほぼ赤血球)/血液中。上昇は脱水の指標に。
MCV 基準値:79.7~104.1fl。ヘマトクリット/赤血球=赤血球1個の大きさ
MCH 基準値:28.6~32.8pg。血色素/赤血球=赤血球1個の色の濃さ
MCHC 基準値:31.3~35.3g/dl。血色素/ヘマトクリット=単位容積赤血球あたりのヘモグロビン濃度
NEUT 好中球分画。基準値:37.4~87.4%。
LYMP リンパ球分画。基準値:16.6~39.0%。
MONO 単球分画。基準値:0~11.6%。
EOSINO 好酸球分画。基準値:0~5.4%。
BASO 好塩基球分画。基準値:0~1.0%。
FT3 トリヨードチロニン。基準値:2.39~4.06pg/ml。
FT4 チロキシン。基準値:0.71~1.52ng/dl。
TSH 甲状腺刺激ホルモン。基準値:0.541~4.261μIU/ml。
動物はヘム鉄・植物は非ヘム鉄でヘム鉄のほうが吸収高い。ビタミンC・クエン酸・りんご酸(果物)はFe2+をFe3+に還元し鉄の吸収を助ける。

お茶コーヒーのタンニンは吸収を阻害する。ほうれん草、豆類(シュウ酸・フィチン酸)、食物繊維は鉄と結合して吸収を低下。
トランスフェリン トランスフェリン自体は、肝臓で産生されるタンパク質。鉄イオンと強く結合するため、鉄が不足している状態だと遊離の(結合したいのに結合できない)トランスフェリンは上昇する。
フェリチン 貯蔵鉄
TIBC 総鉄結合能(TIBC)=血清鉄+不飽和鉄結合能(UIBC)

TIBCは、血中の全てのトランスフェリン(結合しているもの未結合のもの含め)が結合できる鉄の総量を示す。血清鉄(1/3:トランスフェリンがくっついている鉄)、不飽和鉄結合能(2/3:未結合のトランスフェリン)

体内の鉄量が不足すると、トランスフェリンの産生が増し、結果的にTIBCは高くなる。すなわち、TIBCが高いということは一般に鉄不足であることが示唆される。

ネフローゼ症候群等による蛋白(ここではトランスフェリン)流出増加により、TIBCは低値となる。

貧血の鑑別は以下を参考(引用元:クレデンシャル2016.10)

鑑別診断には血清鉄や貯蔵鉄だけでなく、MCVやMCHCを測定し、赤血球の大きさや色素を調べることも必要である。

小球性低色素性貧血 正球性正色素性貧血 大球性正色素性貧血
MCV 低(80以下) 正常(81~100) 高(101以上)
MCHC 低(30以下) 正常(31~35) 正常(31~35)
鑑別疾患 ・鉄欠乏性貧血
・無トランスフェリン血症
・鉄芽球性貧血
・サラセミア
・慢性疾患による貧血
・溶血性貧血
・出血性貧血
・腎性貧血
・再生不良性貧血
・MDS
・巨赤芽球性貧血
・再生不良性貧血
・MDS

小球性低色素性貧血

血清鉄が低いだけでは、鉄欠乏性貧血か無トランスフェリン血症かが判別できないので注意を要する(無トランスフェリン血症では貯蔵鉄:フェリチンが高い)。鉄欠乏性貧血であれば貯蔵鉄が回復するまで鉄剤を投与する。

正球性低色素性貧血

網赤血球数を調べて骨髄での赤血球産生状態を確認し、網赤血球数が増加していれば消化管出血も視野に入れ、出血がなければ溶血性貧血を疑う(赤血球の寿命短縮)。治療は免疫抑制剤。

腎臓の機能が弱りエリスロポエチンが作られなくなって起こる貧血が腎性貧血。これにはエリスロポエチン製剤を使用する。

大球性低色素性貧血

MCVが高値。胃の切除があると内因子分泌が低下してビタミンB12の吸収ができず貧血になる。このような吸収障害と単に摂取不足にわけられる。治療はビタミンB12や葉酸等不足栄養素の摂取。

尿検査

項目 簡単な説明
GLU グルコース:尿糖
BIL ビリルビン:肝機能の診断
KET ケトン体:糖尿の診断
ULO ウロビリノーゲン:肝機能の診断
NIT 亜硝酸塩:細菌が硝酸塩を還元して亜硝酸に
BLD 潜血:血尿で腎機能、膀胱炎等
LEU 白血球:細菌感染
PRO プロテイン:尿蛋白で腎機能の指標
SG 比重:腎機能の指標
pH ペーハー

糖尿病検査値

HbA1c

成人の血液中には主成分のHbAと微量成分のHbA2があり、HbAはイオン交換樹脂で、HbA1a1、HbA1a2、HbA1b、HbA1cに分けられます。

これらはすべてグリコヘモグロビンと呼ばれ、同じ一時構造をち、その中でもHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、血液中の余分なグルコース(糖)がヘモグロビンと結合してできた糖化 ヘモグロビンを指します。

赤血球の寿命(120日)に依存するので、およそ、その半減期である1~2ヶ月前の血糖状態を反映します。 6.1%(JDS)以上が糖尿病型ですが、健常人であれば5.1以下が、糖尿病の人でも5.8%以下に抑えることが望ましいです。

とはいっても、糖尿病の人をたくさん見てきましたが、6%をずっと切っている人は稀で、薬服用で大体6.2~7.5とかあたりを行き来している人が多いような気がします。

HbA1c8%を超える辺りでインスリン(最初はベースに長時間型)の使用を検討します。インスリン製剤は早めに使用したほうが予後が良いと言われています。

C-ペプチド(CPR)

インスリンがきちんと出ているかを調べる簡易検査として用いられます。 きちんと分泌されていることが確認できたら、膵臓が原因で血糖値が高いわけではないとすることができます。

β細胞でインスリンが生成される過程(プロインスリン→インスリン+C-ペプチド)の副産物で、インスリン分子と1:1対応する。

空腹時CPR 0.5ng/ml以下:インスリン依存状態
空腹時CPR 1.0ng/ml以上:インスリン非依存状態

インスリン抵抗性指数(HOMA-R)

HOMA-R=空腹時の血糖値×空腹時血中インスリン濃度(IRI)÷405

インスリン抵抗性を把握する検査法で、1.6以下が正常、2.5以上が異常 インスリン抵抗性が高い場合は、減量、運動のような抵抗性を改善する生活改善と、ビグアナイドやチアゾリジンといったインスリン抵抗性改善薬が主として使われます。

空腹時血中インスリン濃度(IRI)

HOMA-Rを算出するために測定する数値ですが、15以上の場合に、インスリン抵抗性の存在が疑われます。

Cre(血中クレアチニン)

DPP4阻害剤の台頭で、気にしなければならない機会が多くなった数値。添付文書にもあるように、大体男性1.5以上、女性1.2以上の場合は、腎機能障害とされ、通常の用量よりも少ない量に減薬か、中止しなければなりません。

シックデイとは、糖尿病患者が治療中に一般には発熱、下痢、嘔吐をきたし、または食欲不振のため食事ができないなどの一過性の急性疾患の状態を示す。

下痢、嘔吐による水分喪失、嘔気による水分補給不足、発熱による脱水や感染、外傷、手術などのストレスも高血糖の原因となる。また、逆にストレスがそれ程でもないときに、食欲不振などで摂取エネルギーが低い状態で普段と同一量のインスリン投与を行うと低血糖を引き起こすこともある。

シスタチンC

腎機能の指標。筋肉量、運動の影響を受けないため、クレアチニンが基準値内でも上がる場合がある。クレアチニンよりも腎機能障害レベルが軽度であっても上昇するので、早期発見にも有用。

1,5-AG(1,5-アンヒドロ-D-グルシトール)

ブドウ糖によく似た物質で、通常血中に一定量存在しているが、血糖値が上がり糖の再吸収が阻害(尿糖が出る)されると、糖の類似物質である1,5-AGも血中からなくなり低値を示す。食後高血糖を調べる数値で高いほどよい。

SGLT2阻害薬は再吸収を阻害するので、SGLT2阻害薬による血糖降下作用ではこの値は上がらない。

血液系検査値

PT-INR

外因系凝固反応に関わる凝固因子(VII、X、V、II、I)の活性が低下すると上昇する数値。(凝固反応は抗血栓薬のページを参照)

プロトロンビン時間を指数化したこの数値は、血液の固まりやすさを示す数値で、時間が長い(値が大きい)ほど固まりにくいことを示す。大体1.6~3.0(通常は2.0前後)に調整することが多い。

ワーファリンは、VII、IX、X、II因子の合成を阻害するため、特に半減期が短く早期に活性が低下するといわれるVII因子の挙動を反映するPT-INRは、ワーファリンのモニタリングに最適である。

APTT

内因系凝固反応に関わる凝固因子(XII、XI、IX、VIII、X、V、II、I)の活性が低下すると上昇する数値。外因系にはない因子(XII、XI、VIII、V)が原因の疾患に対してorヘパリン投与時(ヘパリンはAPTTを延長することで知られる)のモニタリングに最適。

消化酵素関連検査値

消化酵素には、膵臓から消化管へと分泌(※αアミラーゼは唾液腺からも分泌)される

  • アミラーゼ・・・糖を分解
    • αアミラーゼ・・・デンプンをランダムに切断し、オリゴ糖やマルトースに分解
    • βアミラーゼ・・・デンプンをマルトース単位で切断し、マルトース(水飴)に分解
    • グルコアミラーゼ・・・デンプンをグルコース単位で切断し、グルコースに分解
    • イソアミラーゼ・・・アミロペクチンをデキストリンやアミロースに分解
  • リパーゼ・・・脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解
  • トリプシン、キモトリプシン・・・タンパク質やペプトンをペプチドに分解
  • ヌクレアーゼ・・・核酸を分解

や、胃から分泌される

  • ペプシン・・・タンパク質をペプトンに分解

や、小腸から分泌される

  • サッカラーゼ・・・糖を分解(スクロース→グルコース+フルクトース)
  • マルターゼ(αグルコシダーゼ)・・・糖を分解(マルトース→グルコース)
  • ラクターゼ・・・糖を分解(ラクトース→グルコース+ガラクトース)
  • アミノペプチダーゼN・・・タンパク質をアミノ酸に分解

アミラーゼ(血中・尿中)

膵臓は胃と腸の間にある臓器で、膵臓に散らばるランゲルハンス島と呼ばれる細胞からは内分泌液を、それ以外の部分からは外分泌液を分泌している。ランゲルハンス島のα細胞からはグルカゴンが、β細胞からはインスリンが、内分泌液として血中へと分泌されて、血糖値の上下に深く関わる。外分泌液としては、上記のような消化酵素が、小腸へ分泌され、糖・脂肪・タンパク質の分解を行うのを助ける。

膵管に閉塞等の異常が生じて消化管への移動が妨げられると、アミラーゼやリパーゼが血中へと移行しやすくなり、結果としてこれらの値(血清アミラーゼ)が上昇する。 血液中のアミラーゼは腎臓へと移動し、低分子量のために腎臓から尿中へと排泄される。

そのため、血清アミラーゼや尿中アミラーゼが膵炎の診断に用いられることがある。

急性膵炎の場合、一過性(3~4日)の血清アミラーゼやリパーゼの上昇についで、比較的長期的な尿中アミラーゼの上昇、加えて上腹部痛が見られることが多いが、その症状があったからといって膵炎と思うのは早とちりである。実際、アミラーゼが上昇していたとしても膵炎でない場合のほうが圧倒的に多いといわれる。

更に詳しく測定するために、αアミラーゼが膵臓と唾液腺両方から分泌されることを利用し、アミラーゼをP型(膵臓型)とS型(唾液腺型)の2タイプに分けて測定し、P型を膵炎の指標として使う測定法もある。

S型アミラーゼ上昇を伴う疾患、耳下腺炎(耳下腺は唾液腺の一つ)や唾石症を除外するのには有用。

そのため、膵炎の診断には腹部エコーやCT、MRIで膵臓に炎症が起こっていないかを併せて判断することが必要である。

リウマチ関連検査値

リウマトイド因子(RF)

IgGに対して生じた自己抗体(主としてIgM)。RAの約80%に認められる。

検査では一般的にIgM型リウマトイド因子を測定しているが、IgG型リウマトイド因子は悪性関節リウマチや活動性の高い症例に陽性になりやすい。抗ガラクトース欠損IgG抗体は通常のリウマトイド因子に比較すると疾患特異度が高い。

C反応性蛋白(CRP)

炎症や組織破壊などがあるばあいに炎症性サイトカイン(IL-6)の刺激により肝臓で産生され血中に出現する蛋白、数時間で上昇し、原因がなくなれば速やかになくなる。

マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP-3)

プロテオグリカン、コラーゲンらを分解する酵素で、組織破壊に深く関与する。増殖する滑膜組織が特異的に分泌し、関節破壊をより正確に反映する

赤血球沈降速度(ESR)

赤血球が沈降する速度。炎症反応で上昇し、関節リウマチでは高値であるが、高値であればリウマチというわけではない。他にも感染症や心臓病、消化器病でも高値を示す。多血症やDICでは逆に低値になる。

抗環状シトルリン化ペプチド(抗CCP抗体)

上皮細胞フィラグリンはpeptidylarginine deimidaseの作用によって約20%のアルギニンがシトルリンに変換される(シトルリン化)が、 抗シトルリン化フィラグリン抗体を、 環状ペプチドにした抗環状シトルリン化ペプチド(抗CCP抗体)は、リウマトイド因子に比較すると特異度、感受性共に高くリウマチの診断に有用である(陽性である場合のリウマチの可能性度はRFよりも高い)。

腫瘍マーカー

検査値 マーカー
AFP(αフェトプロテイン) 肝臓がん
CA15-3 乳がん
CEA 胃がん・大腸がん他
CA19-9 膵臓がん・胆道がん他
CA125 卵巣がん・子宮がん
pro-GRP 肺がん(小細胞)
NSE(神経特異的エノラーゼ) 肺がん(小細胞)
SCC抗原 肺がん、子宮がん、食道がん(扁平上皮)
CYFRA(シフラ) 肺がん(非小細胞)
SLX 肺がん(腺がん)
PSA 前立腺がん

画像診断法

  線種 画像 使用薬剤
レントゲン X線 投影像 なし
CT X線 断面像 造影剤(バリウム等)
MRI 磁場+ラジオ波 断面像 造影剤
PET γ線 断面像 ブドウ糖(FDG)
エコー 超音波 断面像 なし

波線:(波長長)ラジオ波>マイクロ波>赤外線>可視光線>紫外線>X線>ガンマ線(波長短)

単線:(大)α線>β線>中性子線(小)

原子核からでる放射線:α線、β線、γ線、中性子線

レントゲン

体のある側面に対して波長の短いX線を照射して、体を通過したX線量から、各臓器のX線透過性を白(透過性低、吸収率高)黒(透過性高、吸収率低)で描画する測定法。

骨のような遮蔽度が高い臓器ではX線を通しにくく、結果、白く写るが、肺のようなほとんど空気で満たされているような臓器は容易にX線を通過させて黒く写る。

この時、臓器に腫瘍があったりすると、その部分のX線の通過が妨げられるため、白く写る。これを診断に利用する。骨折していれば、骨折部位をX線が通過するため、その部分が黒く写る。

単一方向からの投影像なため、その方向から見て重なった部分が見えないことや、長時間照射で放射線被曝(細胞破壊)の危険を伴うというデメリットが有る。

CT

コンピュータートモグラフィと呼ばれるレントゲンの上位版。レントゲンで使用するX線を体の周りを回転するように照射することで、透過したX線量をコンピューターが解析し、レントゲンでは見づらかった平面画像を、立体画像として映しだす。

レントゲン同様、放射線被曝のリスクを伴う。

X線を通さない造影剤(血管内や尿路:ヨード、消化管内:バリウム)を使用することで、さらに細かい描画を行うことができる。ヨード造影剤とビグアナイド系の併用はアシドーシスが起こりやすくなるため注意を有する。

MRI

核磁気共鳴画像法、NMRと呼ばれるが、核というのに抵抗がある人のためにマグネティックとしている。磁気とラジオ波を利用して各組織のエネルギー吸収量(or放出量)を測定して、コンピューターで解析、立体画像として映しだす。

X線よりコントラストが強く、X線とは違って、骨により遮断されることはないので、頭蓋内や骨周囲の診断、特に脳梗塞の診断に有用である。

より磁気モーメントを大きくするために、造影剤(ガドリニウムや塩化マンガン等)を用いることがある。

磁気の影響を受けるペースメーカー装着者には使うことができない。

PET

陽電子放射断層撮影と呼ばれる。がん細胞のブドウ糖の取り込み速度が、通常の細胞の数倍あることに着目し、FDGという、ブドウ糖に目印となる「ポジトロン核種(=陽電子放出核種)」を合成した検査薬を静脈内から投与します。

1時間ほどしてから、FDGが反応し体内から放射される陽電子消滅γ線をPETカメラで撮影すると、取り込み量が多い部分(がん細胞)の場所を知ることができます。

参考:PET検査ネット

エコー

超音波検査と呼ばれる。人の可聴域の周波数は約20~2万Hzと言われるが、エコーで使用される超音波の周波数は数MHz~数十MHzの人が聞き取ることのできない周波数を用いる。

音波は、可視光線のような電磁波とは違って、電場や磁場ではなく、物質の振動を利用して音を伝える。すなわち、物質がない真空中で音波を伝えることはできない。そして、糸電話のように物質を振動させて伝えていく音波は、体を透過するしないの電磁波とは、波という性質は同じだがその性格は異なっている。(可視光線の周波数が数THz、超音波は数MHzと周波数に絶対的な差もある。)

測定の原理としては、超音波を外から当てて、異なる媒質(主として水分)に移動するときに反射される波をコンピューターが解析し、画像として描画します。

結石や腫瘍、ポリープ、甲状腺診断として有用です。

食事指導の参考データ

脂肪関連

脂質 揚げ物、油揚げ、中華麺、カップ麺、フライドポテト、がんも、牛>豚>鳥、卵、クリーム、チーズ、アイス、菓子(チョコレート、パイ、ポテトチップ)、ココア、マヨネーズ、カレーシチュールウ、ミートボール、コーンクリーム
飽和脂肪酸 常温で固体が多い。バター
不飽和脂肪酸(n-6) リノール酸→γリノレン酸→アラキドン酸(動脈硬化促進系) 植物油、ラード、マヨネーズ、マーガリンなど。LDLもHDLも下げる。
不飽和脂肪酸(n-3) αリノレン酸→EPA→DHA(動脈硬化抑制系) 海藻、葉類、青身魚(さんま<まぐろ<さば)。LDLとTGを下げる(HDLは上げる可能性)
1価不飽和脂肪酸 オレイン酸。オリーブ油。LDLを下げる(HDLは変わらず)

カロリー計算方法と食品交換表

必要カロリー=基礎代謝基準量×体重×身体活動レベル


引用:厚労省HP

以下の表は、食品交換表というもので、1単位が80kcal、きのこ類、こんにゃく、寒天、海藻あたりはノンカロリーとして問題ないそうです。

  • 1、ごはん、パン、うどん、芋など
  • 2、果物
  • 3、肉、魚、卵、チーズ、大豆
  • 4、牛乳、乳製品
  • 5、油、マーガリン、マヨネーズ
  • 6、野菜
kcal単位/表123456調味料
100012.560.330.6110.6
1200157131.4110.6
1440189141.4110.6
16002011141.4110.6
18402312142.4210.6
20002513152.4210.6
22002814252.4310.6

糖尿病食の基本は1,600kcalだそうです。

穀物類 パン(8枚入り2枚)=267kcal、ごはん(200g)=330kcal、うどん(200g)=210kcal、中華麺(200g)=280kcal(スープ付きは380kcal)、スパゲティ(200g)=290kcal
果物 みかん(1個約100g)=45kcal、かき(200g)=120kcal、キウイ(100g)=53kcal、なし(200g)( 1つ250~350g)=86kcal, バナナ(100g)=86kcal、りんご(200g)=108kcal
肉魚大豆 卵(L:60g)=90.6kcal、豆腐(100g)=56kcal、納豆(1P50g)=100kcal、さんま(100g)=299kcal、銀鮭(100g)=257kcal、牛もも(100g)=246kcal、豚モモ(100g)=183kcal、鶏もも(100g)=200kcal、肉のバラは2倍値、鶏は皮を抜けば半分程度になる、豆腐は絹より木綿のほうが高カロリー。 量が多くてカロリーが少ないものは、あさり、かき、カニ、クラゲ、タラ、ほたて、豆腐がある。
牛乳乳製品 チーズ(1枚18g)=61kcal、牛乳(200g)=134kcal、ヨーグルト(100g)=67kcal
油類 油(大さじ1)=120kcal、マーガリン(大さじ1)=100kcal、マヨネーズ(大さじ1)=100kcal
野菜 300gが目安。レタス1個(300g)、人参1本(100g)、きゅうり1本(100g)、キャベツ1個(700g)、玉ねぎ1個(170g)、春菊1束(400g)

外食等カロリー

ガスト 和風ハンバーグ(468)、ライス(333)、若鶏ステーキ(543)、サーロイン(791)、パスタ系(約500)、ドリア(約600)、サラダ(200-400)、ピザ(675)、唐揚げ(445)、ポテト(561)
バーミヤン バーミヤンラーメン(724)、チャーハン(818)、回鍋肉(640)、酢豚(933)、エビチリ(424)、皿うどん(566)
すき家 豚丼並(633)、牛丼並(666)、ポークカレー(750)、ロースカツカレー(1111)
マック ハンバーガー(274)、マックポーク(391)、てりやき(506)、マックシェイク(s)(200)、マックポテト(s)(249)、アップルパイ(200)、 コーラ・Qoo、ファンタ・ミルクティー・アイスカフェオレ(約150)
その他 山崎コッペパン(417)、セブンおにぎり(180)、ポテトチップ(440)、チョコ1つ(30)

運動カロリー消費(カッコ内は男:女)

クロール(1340、1040)、平泳ぎ(700、540)
ジョギング(時速9)(610、470)
バトミントン、テニス、スキー(470、350)
ゴルフ、卓球、ダンス、エアロビ(380、300)
ヨガ、水中ウォーキング、ラジオ体操(260、200)
自転車、ウォーキング(220、180)
入浴、普通歩行、ストレッチ、ボーリング(190、150)
掃除、洗濯、買い物(150、130)
デスクワーク、立ち仕事、車の運転、料理(100、70)

考察

30歳、体重66kg、男性、身体活動レベル低い(自分)の場合は、22.3×66×1.5=2207kcalということになります。

これを朝:昼:夜=3:4:3(按分)で振り分けると、660kcal:880kcal:660kcalがとるべき食事の目安となります。

食品交換表でいえば、2,200kcalは28単位なので、穀物類で1120、果物で160、肉類で400、乳製品で192、油で240、野菜で80、調味料で48という配分になります。

朝は、パン2枚とバターやジャム、牛乳1杯で、穀物267、油100、乳製品134で501kcal。

昼は、会社の弁当が800kcal程度(配分は不明、穀物は333あたりでしょうか)。セブンでパン1つとおにぎり2個買うと約750kcal程度。

夜は、残りの900kcalの消費、穀物は500程度とれるので、普通にご飯1人前(300)、みかん1個(45)、さんま1匹(350)、サラダ1皿(20)で、750kcal。残りは牛乳を1杯飲んで900kcalになります。

普通に食べていれば、2200kcal程度になるわけですが、糖尿病食の1600kcalに減らすのはかなり大変なのではないでしょうか。上記の運動を組み入れることでプラスα食べれるようにできれば楽になるかもしれません。

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