RSウイルス

  • RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス、Respiratory Syncytial Virus)は、主に乳幼児や小児に呼吸器感染症を引き起こすウイルスです。このウイルスはパラミクソウイルス科に属し、エンベロープを持つ単一鎖のRNAウイルスです。
  • 感染細胞の融合による合胞体syncytiumを形成することからこの名がついた。
  • RSウイルスは、風邪様症状(咳、鼻水、発熱)や気管支炎、肺炎を引き起こすことがあります。重症の場合は、乳幼児において呼吸困難や喘鳴(ぜいぜいする音)を伴うことがあります。
  • 早産児、心肺疾患や免疫不全状態のある乳幼児、慢性肺疾患のある乳幼児は、重症化しやすい傾向があります。
  • RSウイルスは飛沫感染および接触感染で広がります。感染した人が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含んだ飛沫が空気中に放出され、他の人がこれらを吸い込むことで感染します。また、ウイルスが付着した物体に触れた後に、顔や口、目を触ることでも感染します。
  • 抗ウイルス薬を使用した根本的治療はなく、治療は対症療法となります。

ウイルスの種類

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