肝炎ウイルス

急性肝炎の原因となるウイルスにはA型(HAV)、B型(HBV)、C型(HCV)、D型(HDV)、E型(HEV)の5種類ある。

HAV(RNAウイルス)の感染ルートは経口感染であり、発熱のあと、全身倦怠感、食欲不振など を呈するが、予後は良好である。
エンベロープ×、ワクチン○。

HBV(DNAウイルス)の感染ルートは母子感染および接触感染であり、症状としては無症状で、倦怠感や食欲不振のみを呈し、約10%で慢性化する。
エンベロープ○、逆転写酵素○、ワクチン○。

HCV(RNAウイルス)の感染ルートは輸血による血液感染であり、症状はHBVと同じく無症状であるが、60%以上という高率で慢性化して、肝硬変などに移行する。
エンベロープ○、ワクチン×。

HDV(RNAウイルス)はBの衛星であり、感染ルートは血液。

HEV(RNAウイルス)の感染ルートは経口感染であり、エンベロープは×。国内発生例あり(野生のイノシシ肝臓生食後発症)。


ウイルスの種類

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