大脳皮質(体性感覚野)と感覚路(上肢、下肢、体幹)
頭部を除いた体の感覚路は、以下のような経路で進行する。
皮膚や関節が侵害(傷つけられる)されていなければ、脊髄後角を通らずに後索を上行して、 意識にのぼる深部知覚は後索核(薄束核、楔状束核)とシナプスを形成したあと内側毛帯を経てVPLに投射するが、意識にのぼらない深部知覚は副楔状束核、クラーク氏核とシナプスを形成して、小脳へ投射する。
すなわち、楔状束は楔状束核と副楔状束核という相反するの知覚核へと投射していることになる。T<7やT>6というのは脊髄の位置で、T<7とは胸髄7番より下にある脊髄神経のこと、T>6とは胸髄6番より上にある脊髄神経(C1は除く)をさす。クラーク氏核は第8頚髄~第2頚髄までの脊髄に存在(胸髄核)する。
皮膚や関節が侵害されたときは脊髄後角から、外側脊髄視床路、前脊髄視床路が上行し、前者は温冷覚と鋭い痛覚を、後者は粗大な蝕圧覚(鈍い痛覚)を視床VPL核 へと伝える。
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神経路の理解
├ 神経の分類
├ 脳、辺縁系、基底核
├ 視床と視床下部
├ 中脳
├ 橋
├ 延髄
├ 運動路
├ 体性感覚路(体・四肢)
├ 体性感覚路(顔)
├ 視覚路
├ 聴覚路
├ 前庭感覚路
├ 上行性網様体賦活系
├ 下行性抑制系
└ 反射系
体性神経(運動・感覚神経)
├ かゆみの種類・・・中枢性のかゆみと末梢性のかゆみ
├ かゆみの伝達の概略
├ 神経線維の種類・・・かゆみを伝える神経とは
├ かゆみ受容器・・・かゆみ刺激を受け取る受容器
├ かゆみ受容体・・・TRPファミリーを中心に
├ 痒みと痛みの関係
├ 興奮伝導・・・かゆみの伝導メカニズム
├ DRGとガッセル神経節・・・神経節に存在するもの(NGFなど)
└ 脊髄後角と尾側亜核・・・一次ニューロンから二次ニューロンへ
自律神経(交感・副交感神経)
├ 自律神経というもの
├ 交感神経
└ 副交感神経
中枢神経(NA・Ad・DA・5HT・Ach・GABA)
├ ノルアドレナリン
├ アドレナリン
├ ドパミン
├ セロトニン
├ アセチルコリン
└ γアミノ酪酸
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